水の安全保障

方針

水使用削減に関する方針

環境マネジメントの一環として、従業員、専門店に向けた、節水に関する教育を実施しています。
各モールの水周りには以下のシールを貼付し、従業員のみならずお客さまにも協力いただくことで、館全体での水使用削減を推進しています。

イニシアチブ

イオングループは、環境省のウォータープロジェクトに参加し、水資源確保や水の安全保障など、水の重要性についての発信をおこなっています。
本プロジェクト内で水に関するイオンの取り組みを発信することで、国民の環境意識向上を図り、協働で水リサイクルや水資源確保など、水対策に取り組みます。

※ウォータープロジェクト:国、地方公共団体、事業者、国民が、将来にわたって水資源の保全に取組む官民連携によるプロジェクト

水使用

水使用を減らす取り組み

全ての拠点において節水型器具・設備を導入し、モールの立地や建物形状などに応じて雨水および井水、再生水、工業用水を利用しています。
また、ご出店いただいている専門店さまにも協力を要請し節水に取り組んでいます。

水リスク

排水や表面流水による影響の軽減措置

集中豪雨などに備え、モールの立地に応じて敷地内に調整池を設置し、雨水の一時貯留をおこなうことで、広域における水害の低減に寄与しています。
舗装された道路や駐車場に落ちた雨には、地表面を流れる際に、ガソリンや排気ガスに含まれる物質が混ざることがあります。一部のモールでは駐車場に降った雨を「雨の庭」から地中へと浸透させ、土と植物の力で汚染物質を濾過することで、雨水を循環させています。

※ 雨の庭:「レインガーデン」。都市のグリーン・インフラとして注目される雨水浸透型植栽を指し、雨水をじっくり地中に浸透させ、大地や大気に還すことで地表面温度の上昇や雨水の流出を抑制する。

取水

総取水量

■総取水量の推移
  単位 範囲※1 バウンダリ 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
総取水量 建物全体 9,541,423 10,023,355 79,998,186 9,969,117 8,105,434
総取水量 海外 建物全体 4,702,551 5,200,736 6,476,457 6,806,827 6,443,289
総取水量 建物全体 14,243,974 15,224,091 16,474,643 16,775,944 14,548,723
※1 ①国内直営モール:管理・運営のみを受託しておりエネルギー管理をおこなっていない事業所は対象外とする。
②連結。(海外、子会社含む。)
取水地ごとの取水量
■総取水量の推移
  単位 範囲※1 バウンダリ 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
総取水量 建物全体 14,243,974 15,224,091 16,474,643 16,775,944 14,548,723
 うち工業用水 建物全体 614,676 603,063 6508,325
 うち井水 建物全体 2,714,633 2,746,228 2,480,549
※1 ①国内直営モール:管理・運営のみを受託しておりエネルギー管理をおこなっていない事業所は対象外とする。
②連結。(海外、子会社含む。)

排水

第三者検証

2020年度水排出量について、イオンモール直営80店舗を対象に第三者検証を実施しました。今後もデータの信頼性の向上と水排出量の継続的削減に努めてまいります。

検証範囲

2020年3月1日~2021年2月28日の期間における、イオンモール直営80店舗の取水量および排水量

検証方法

ISO14064-3の要求事項に基づき、第三者検証機関による検証を受けました。
環境情報検証報告書

総排水量

■総排水量(下水)の推移
  単位 範囲※1 バウンダリ 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
総排水量(下水) 建物全体 7,903,120 8,465,501 8,719,243 8,798,918 7,213,636
総排水量(下水) 海外 建物全体 4,702,551 5,200,736 6,476,457 6,806,827 6,443,289
総排水量(下水) 建物全体 12,605,671 13,666,237 15,195,700 15,605,745 13,656,925
※1 ①国内直営モール:管理・運営のみを受託しておりエネルギー管理をおこなっていない事業所は対象外とする。
②連結。(海外、子会社含む。)
※ なお排水は下水のみで、海洋・地表・地下などへの排水はなし