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01

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Shikiji Shinobu

営業推進部 部長
第一学群 人文学類 卒
2006年入社

Isshi Tetsuo

営業推進部 営業推進グループ 担当
未来科学研究科 建築学専攻 卒
2018年入社

Noumi Chisato

イオンモール神戸南 オペレーション 担当
経済学部 経営学科 卒
2020年入社

Takumi Akiyama

イオンモールつくば 営業担当
法学部 法学科 卒
2019年入社

掲載の社員情報は2025年2月時点のものです。

Chapter 01

地域共創業の実現に向けて、
まずは「地域を知る」ことから。

式地
この座談会の主旨は、イオンモールの2030年ビジョン「イオンモールは、地域共創業へ。」の実現に向けた思いを、皆さんで話し合っていこうということです。私と一志さんは全国のモール運営を後方から支援する役割を担い、秋山さんと野海さんは各モールで直接地域の皆さまと取り組んでいく立場ですね。
一志
イオンモールが単なる商業施設ではなく、地域の方々と手を取り合って、ともに豊かな暮らしを創り上げていく。その姿勢をカルチャーとして根付かせていくために、自分たちが普段の業務でどのようなことを考え、行動しているか、ということですね。
野海
モールで勤務していると、地域を知ること、地域の仲間に入れていただけるよう努力することの大切さを日々痛感します。例えば街のすみずみまで歩いて観察したり、地元の商店を回ったり、近隣の方と話をしたり、そういう小さなことの積み重ねだと思います。
秋山
そうですよね。僕も2つのモール勤務を経験して感じたのは野海さんと同じで、地域を知るのが一番だということ。その地域を知らずに、課題を見つけることや、魅力を引き出すことはできないと思いました。
式地
各モールに配属された社員は、着任して初めてそれぞれのモールが出店する地域に接することが多いと思いますが、そこで主体性のある取り組みを行うためには、生活や、文化、産業など、地域をあらゆる側面からよく知ろうとすることが不可欠です。二人はそれぞれ最前線で地域と向き合っていますから、その実感が強いですよね。一方で営業推進部の視点からだと、一志さんはどのように感じますか?
一志
私は営業推進部に異動して、そうした最前線で地域と向き合う各モールの取り組みを俯瞰的にみるようになったことでとても刺激を受けています。私自身がモールに勤務していた頃は、収益優先発想のザ・営業マンって感じだったので..(笑)もちろんそうした商業視点も大切なのですが、地域とつながり、向き合うからこそ、長い目で必要とされる施設になっていけるのだと思います。
野海
「地域共創を追求したい」という思いは経営層からだけではなく、社員たちからの発信でもあったんですよね。
一志
そうです。2030年ビジョンも、社員同士で会社の目指す⽅向性を描く社内プロジェクト「studio LIFE DESIGN」の中で、部署や年次の違う20名のメンバーが議論して生まれました。メンバー全員が共通認識として持っていたのは「地域への危機感」だったと思います。私たちの資源を還元し、地域の活性化と共存が不可欠だと考え、「地域共創業」という答えに辿り着きました。
式地
その地域共創を実務に落とし込んだのが、一志さんが事務局を務めてくれている「ハートフル・サステナブル企画(以下、HS企画)」。営業推進部としても特に力を入れている取り組みです。

Chapter 02

イオンモールだからこそできる
HS企画で、地域の課題に挑む。

一志
イオンモールでは以前からも地域の魅力を発信するさまざまな取り組みを行ってきました。その発展型として2022年からスタートしたのが全国の地域課題解決を目指したHS企画。全国のモールに勤務する社員たちが、それぞれの地域課題に着目し、行政や民間団体と連携しながら、産業の振興、地域交流の促進、防災や健康、環境保護など、多種多様なテーマで企画を生み出していく取り組みです。秋山さん、野海さんも率先してHS企画に参画してくれていますね。
秋山
HS企画では、つくばの農産物をPRする企画を実施しました。きっかけは行政との対話の中で「規格外の野菜が廃棄されてもったいない」という話が出たこと。農産物を捨てずに飲食店に提供すれば、フードロスを削減し、飲食店は原材料費を抑えられ、地産地消にもつながる。
一志
単に農産物の提供だけに留まらず、実際に地域住民の方々を農家にお連れして収穫体験をするツアー企画も組み合わせていましたよね。美味しさだけじゃなくて、農産物の廃棄や農家の減少という、農家の方々の思いや実状を知ってもらう機会にもなる。
秋山
はい、まずは知ってもらうことで地域全体がこの課題を考えるきっかけになればと思っていました。専門店が多数参加してくれたのも、成功した要因として大きかったですね。
式地
秋山さんの企画は農家の課題を起点に組み上げたスキームで、農家、行政、地域住民、専門店、イオンモール……みんなにとって嬉しい取り組みです。前年のHS企画の最優秀賞を受賞しましたね。
秋山
僕が地域に目を向けるターニングポイントになったのは、以前に勤務していたイオンモールいわき小名浜で、新型コロナウイルスの感染拡大によって年に一度の地域の踊りの大会の開催が危ぶまれていたときのことでした。住民の方々から「やっぱりやりたいよね」という声が上がったので、大会の実行委員会とすぐに話をして、イオンモール主催での開催が決まったんです。そこから地域のさまざまな協力者や団体にも輪が広がって、安全に配慮しながら無事に開催することができました。こうした事例をもっと作りたいと、つくばに来てからもHS企画に積極的に取り組んでいます。
式地
イオンモール小名浜は、開業当初から地域との関係性を丁寧に築いてきたモールです。地域との距離が近く、信頼関係があったからこそ開催を実現することができたんでしょうね。野海さんはどうですか?
野海
イオンモール神戸南では私の赴任前から防災の取り組みに力を入れてきました。日頃から連携のある兵庫消防署に協力いただき近隣小学校の児童に向けた防災学習を実施しており、前任者から引き継いで今年度で4回目となります。
一志
引き継いだ企画をブラッシュアップさせるために、野海さんもさまざまな工夫をされていましたね。
野海
私は元々、ゼロからイチを生み出すよりも、イチを10、20……と広げていくほうが向いてると思っていて。企画に対して、いかに自分の色を足していくかを意識しています。前任地でニュースリリース配布などの広報業務の経験があったので、防災学習をPRして複数メディアから取り上げていただいたり。来年は防災科のある高校や大学にお声がけし、つながりを広げられればと思っています。
一志
学校の授業に組み込んでもらうって、普通はなかなか難しいですよね?
野海
そうですね、真正面からだと簡単にはいかないと思います。今回のケースでは、小学校において阪神淡路大震災の経験から防災教育カリキュラムが掲げられているという実施背景や、その学校に通うお子さまの親御さんがたまたまイオンモール神戸南で働いていて、その方を通じて学校に話を通していただいたことで実現できました。自ら接点をつくりにいくことは簡単ではないけど地域とつながるきっかけはありとあらゆる場所に転がっているんだなと感じましたね。
秋山
そう、きっかけはたくさんありますよね。それをいかに見つけて、拾い上げられるか。
野海
今はモール内のHS企画の推進担当として、後輩たちが新たなHS企画を生み出せるように勉強会や実務サポートをしています。HS企画がどんどん実現されているのは素晴らしいことですが、一方で若手にとってはハードルが上がる側面もある。しかし、企画は必ずしもインパクトだけが大事なわけじゃない。小さな取り組みでも、そこにいる人たちとつながりをつくっていくことが大事だと感じています。なぜ会社がHS企画をやろうと思ったかを噛み砕いて「一緒にやっていこうよ」と、みんなの熱意を底上げしたいと思っています。

Chapter 03

熱意のバトンを、
どうつなげ、広げていくか。

一志
地域と向き合う中で、自分たちにとっての課題は何ですか?
野海
前任者からの引き継ぎですね。前任者が地域の人たちとどんな関係を築いていて、イオンモールとの間にどんな歴史があったのか、そういった経緯を温度感も含めて引き継ぎができたらいいなと。担当者が変わる中で、以前に連携していたなんて知らなかった〜! っていうこと、意外と多いんですよね(笑)。
式地
先ほど挙がった後輩のHS企画サポートにも関わってくる課題ですね。自分がいずれ異動することになったとき、後輩たちにしっかりとナレッジが共有されているかどうか。
一志
異動で前任者がすぐに手放すのではなく、一定の移行期間を設けるなどで知識や熱量が伝播するような仕掛けがあるといいかもしれません。私が感じている課題もそこに通じていて、人によってのモチベーションの差をどう埋めるか、いつも考えています。野海さんや秋山さんのような各モールの好事例を全国に共有することで「自分にもできる」という可能性や刺激を感じてトライしてほしい。それができるのは、全国にモールがあるイオンモールならではだと思いますしね。
秋山
僕が直面している課題は、近隣の自治体との関係づくりです。イオンモールつくばには市外からもたくさんのお客さまが来られます。そこで他の自治体とも利害がぶつからないよう、いかに協力してエリア一体を盛り上げていけるか、という課題ですね。
式地
キーとなるコンセプトが打ち出せるといいですよね。HS企画とは離れますが、例えば東北地方のイオンモール新利府では夏が近づくと「東北6大祭り」について、出店県以外の祭りを含めた展示がされています。より広域な地域の文化を、モールを通じて発信がされている例です。
一志
イオンモールを拠点に、宮崎市と神戸市が連携した実例もあります。両都市を就航地とする「宮崎カーフェリー」に着目し、航路の認知度向上や両都市の交流促進を図ることを目的に、双方の名産品や生産者を集めたイベントを企画。イオンモール宮崎では神戸市、神戸ハーバーランドumieでは宮崎市のイベントを交換開催しました。この企画が実現したのは、元々神戸に配属していた社員が宮崎に転勤したことがきっかけです。転勤によってつながりが広がり、社員自身が複数の自治体のハブになれた。それはイオンモールじゃないとできないことだと思います。
式地
そうした素晴らしい企画を何年もずっと続けていく縦の動き、そしてモール単独だけでなくより大きな規模へとスケールさせていく横の動き。その両軸で広げていけるような仕組みづくりが私の課題です。全国に150以上あるイオンモールの規模を活かしたダイナミックな企画の推進力・継続力が欲しい。それができれば、1企画としてやってきた取り組みが「事業」となり、地域へのさらに大きな貢献ができるはずです。

Chapter 04

一人ひとりが地域の登場人物として、「好き」を発信していく。

野海
イオンモールって、型に縛られず、何事にも挑戦できる社風がありますよね。地域に対して働きがけを積極的に行っている方が多く、自分も刺激を受けながら日々チャレンジしています。端から見れば「イオンモールさんってなぜそこまでするの?」って思われているかもしれませんが、いずれ地域や自社の未来につながると信じているし、会社がそれを後押ししてくれる。
秋山
各モールが大きな裁量を持って自由に企画を実行できるから面白いですよね。自分がやりたいこと、地域のために立てた企画や思いを、周りからのサポートを受けながら形にできる。1年目からでも活躍できるチャンスがたくさんあるし、それが巡り巡って地域の経済成長や社会課題の解決につながっていくやりがいもあります。
一志
僕が関心を持っているテーマは、観光。定番の観光地だけではなく、全国各地にある名所旧跡、知られざる人気スポットなども含めて、海外の方に日本の魅力を知っていただく機会を提供する。「イオンモールに行けば観光に必要なモノ・手段、そして地域に根ざした情報が得られる」、そういった最初の玄関口のような役割を担えれば、郊外地域の振興とともにオーバーツーリズムの対策にも繋がるのではないかと思います。
式地
私も観光には大きなポテンシャルを感じています。インバウンドだけでなく国内の旅行客も対象に、地域と連携して魅力を発信できる企画を打ち出し、一連の観光の流れの中にイオンモールが存在している、という形を作りたいですね。人口減が進む中、観光であればみんなでメリットをシェアできる。ビジネスとしても取り組み甲斐のある分野だと思いますね。
野海
良いアイデアは地域や部署を超えて、どんどん広げていくような大胆な動きがもっとできたらいいな。各モールにとどまらずエリアでの展開や海外にも複数拠点があるイオンモールという規模感でできることってまだまだ可能性があるのではと思います。
秋山
僕が興味を持っている分野は教育です。つくば市の研究学園都市という特徴を活かして防災関連の研究所とコラボし、自然災害のメカニズムや身の守り方を学ぶ機会をつくったり、IT団体と協力してプログラミング教室を開講したり。どんな地域でも教育は大切ですしコンテンツも面白いので、イオンモールつくばに留まらず全国でも展開できないかと画策中です。
一志
面白そうですね!HS企画を通じて皆さんのそうした企画やアイデアを目にするたびに、僕もモールでいろんなことをやりたいという気持ちが湧いてきて、もどかしさを感じています(笑)。いずれはまた現場に戻って、次こそは地域共創の視点で色々なことにチャレンジしたいですね。
式地
皆さんにはモール勤務を通じて、ぜひその地域の良いところ、好きなところをたくさん探してほしい。一志さんが挙げたカーフェリーの事例のように、転勤はマイナスではなく、つながりを広げるきっかけになるし、いろんな地域を深く知り、好きになれる機会があるということです。秋山さんにも野海さんにも、自分がいた地域のオススメできるところってたくさんありますよね?
秋山
あります!そうやって全国に自分の好きな地域が増えていくのは素敵なことですよね。
野海
私も!食事でもレジャーでも、希望に合わせてオススメのツアープランを組めます(笑)。
式地
「地域」という言葉と向き合うときには、ぜひ自分の存在も加えて考えてほしい。当事者として、地域を知り、好きになって、イオンモールにできることを考え実行していく。それが私たちの思い描く、地域共創の本質ではないかと思います。

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