地域とのつながり

環境・社会への取り組み

地域とのつながり

SDGs持続可能な
開発目標
すべての人に健康と福祉を
住み続けられるまちづくりを

事例報告

地域の魅力を活かした活気あるまちづくりを支援

私たちは、地域の皆さまと連携して魅力の発信や課題解決を推進し
各モールで活き活きとしたまちづくりに貢献する取り組みをおこなっています。

画像:地域の魅力を活かした活気あるまちづくりを支援
画像:地域の魅力を活かした活気あるまちづくりを支援
画像:地域の魅力を活かした活気あるまちづくりを支援
画像:地域の魅力を活かした活気あるまちづくりを支援
埼玉県北部の羽生市・加須市・行田市・鴻巣市の4市と連携し、自然の魅力を発信(イオンモール羽生)
「産学連携協力に関する連携覚書」を締結

産学が相互に協力を図ることを目的に、各地域でイオンモールと教育機関の連携が進んでいます。イオンモール Nagoya Noritake Garden(愛知県)は学校法人三幸学園と、イオンモール白山(石川県)は学校法人金城学園(金城大学および金城大学短期大学部)、学校法人国際ビジネス学院、石川県立翠星高等学校と、それぞれ「産学連携協力に関する連携覚書」を締結。地域社会、産業および企業の振興に向けた協力体制を強化しました。

活躍の機会を創出し地域を活性化

伝統ある農業系高校と専門店が協力して地産地消をテーマにしたオリジナルドレッシングを開発、また、短大の幼児教育学科とはユネスコ登録をめざす白山手取川ジオパークを題材に絵本を制作するなど、産学連携を締結した学校の専門分野を活かした取り組みをおこないました。普段の授業とは異なる貴重な経験になったという声をいただいています。学生の皆さんは準備から一生懸命で、そのエネルギーに圧倒されました。当モールが掲げるコンセプトの通り、地域の皆さまの「かがやきたい」を実現できる場所として、何かに挑戦する方を後押ししていきたいと考えています。プロに限らず発表の場を提供するなど、誰かのかがやく姿から感動が生まれて笑顔があふれるショッピングモールとして、地域に寄り添ってまいります。

画像:イオンモール白山 営業マネージャー 木原 弘樹
イオンモール白山
営業マネージャー
木原 弘樹
地域の魅力を磨く「究極のローカライズ」

経営ビジョンのひとつ「私たちは、パートナーとともに、地域の魅力を磨きつづける究極のローカライズに挑戦します。」を実現するため、全国のイオンモールでは若手社員を中心に各地域の魅力を発信する独自企画を立案しています。7年目となる2021年度は、全国から集まった354企画の中から審査を経て11企画を実施。また、中国でも初めての試みとして山東省エリアの2モールから13企画が集まり、その中から3企画を選出・実施しました。

地元の自然の魅力を発信
彩×北 Nature Project

イオンモール羽生(埼玉県)

2021年10月から11月にかけて、地域の緑豊かな自然の魅力を知っていただくことを目的に、埼玉県北部の羽生市・加須市・行田市・鴻巣市の4市と、各市で活動している諸団体と連携し、県内に自生する植物の展示や紹介ブースの設置、天体観測など、実際に自然環境に触れていただく企画を実施。お子さまとともに、ご家族でお楽しみいただきました。

画像:地元の自然の魅力を発信
地域環境の隠れた魅力を発信

ラムサール条約に登録された湿地や世界最大の田んぼアートなど、当モールの周辺には魅力的な自然資源がたくさんあると気づいたことが企画提案のきっかけです。羽生市だけでなく周辺の加須市・行田市・鴻巣市の行政や地域団体にもご協力いただいてエリア全体の活性化につなげたいと考えました。期間中に実施した展示、体験会、物産展などはいずれも盛況で、スタッフと交流しながらご家族で楽しく地域の環境を学んでいただいた様子が印象に残っています。協力団体の皆さまからは「今後も継続して開催したい」という声をいただいており、情報発信の拠点として地域の魅力をアピールできたと感じています。

画像:イオンモール羽生 営業担当 熊田 瑞樹
イオンモール羽生
営業担当
熊田 瑞樹
高齢者の豊かな生活に貢献
最高のひととき・高齢者がもっと輝けるおもいやり企画

イオンモール煙台金沙灘(中国)

山東省煙台市は、中国全国平均より13年早い1987年から高齢化社会に入り、現在約4人に1人が高齢者と言われています。イオンモール煙台金沙灘は、地域の皆さまにより高齢者の方への関心を持っていただくとともに、高齢者のお客さまに思いやりのあるサービスや活き活きと自己表現する場を提供することを目的に、行政や地域コミュニティなどさまざまな団体と連携し、無料健康診断、詐欺防止講座、髪のカットサービス、広場ダンス大会などを開催しました。

画像:高齢者の豊かな生活に貢献
高齢化社会への問題意識を高めるために

約10の団体と協力して企画準備を進め、政府とは高齢化の問題に対して当モールができることを社内のチームで検討・提案しながら連携を深めました。広場ダンス大会などのイベントには約2,000名が参加し、毎日ダンスを練習するなど多くの方にお楽しみいただきました。地域の課題解決に貢献するとともにイベント期間中の売り上げアップにもつながり、イオンモール中国から優秀なチームとして表彰いただいたのは嬉しかったです。今後も、高齢者の皆さまにさまざまなライフスタイルを提案してまいります。

画像:イオンモール煙台金沙灘 管理部 主管 娄 爱丽
イオンモール煙台金沙灘
管理部 主管
娄 爱丽
健康を増進し活き活きとした暮らしに貢献

私たちは、皆さまの心身ともに健康的な暮らしをサポートするとともに
訪れるすべての人が安心してお過ごしいただけるモール環境を整えています。

画像:健康を増進し活き活きとした暮らしに貢献
イオンモール幕張新都心(千葉県)
幅広い世代の健康増進に貢献

地域のお客さまの健康意識や健診受診率向上を目的に、2020年に全国健康増進協議会と協定を締結し、全国のイオンモールでの健康診断やがん検診の実施を推進しています。2021年度は25モールでのべ58回の健診を実施。また、気軽な健康体験イベントと、当日受付にて受診が可能な健診・検診をセットにした取り組みをスタートしており、例えばイオンモール福岡(福岡県)では酸素サーバーを使った健康的な呼吸法や野菜不足のチェックなど楽しく体験できるコーナーを、イオンモール京都桂川(京都府)では健康意識の高い女性向けに専門家の先生をお招きした講演会など、がん検診や健康診断とあわせて参加しやすい企画を開催し多くのお客さまの関心を高めています。

画像:幅広い世代の健康増進に貢献
気軽さを重視した地域の健康拠点を創造

お買い物ついでに「ふらっと」健康状態を確かめられる環境を整え、徐々に実施規模を拡大しています。参加されたお客さまのほとんどが偶然その場を通りかかった方で、イオンモール福岡とイオンモール京都桂川では、アンケートにご回答いただいたすべての皆さまに「参加して良かった」と満足いただき、潜在的なニーズに応えることができたと感じます。気軽にご自身の健康を見つめ直す機会を提供できるのは、暮らしに密着し普段から親しんでいただいているイオンモールの強みです。地域の健康拠点として取り組みを継続するとともに、全国へ水平展開していきたいです。

画像:マーケティング統括部 エンターテインメント推進部 エンターテインメントグループ 羽太 雄紀
マーケティング統括部
エンターテインメント推進部
エンターテインメントグループ
羽太 雄紀
進化するイオンモールウォーキング

お客さまの健康的なライフスタイルをサポートするため館内にウォーキングコースを設置し、季節や天候、時間に左右されず、お買い物をしながら気軽に運動できるイオンモールウォーキングを国内ほぼすべてのモールで実施しています。 2021年9月には、地域の皆さまの健康やコミュニティに及ぼす影響を明らかにすることを目的に、千葉大学予防医学センターとともに「イオンモールウォーキングと健康」を題材にした共同研究を開始しました。今後も、地域の健康的なライフスタイルのサポートに取り組んでまいります。

画像:進化するイオンモールウォーキング
座談会「認知症の方も安心してご来店いただけるモールへ」

当社は早くから認知症の問題に向き合い、現在約400名の従業員が「認知症サポーター」に登録されています。各モールでは専門店従業員も対象にした「認知症サポーター養成講座」を定期的に実施するほか、お客さま向けの啓蒙イベントも開催しています。現在の取り組みや今後の課題について、各モールの担当者が意見を交換しました。

画像:座談会「認知症の方も安心してご来店いただけるモールへ」
講座で得た知識を活かしてお客さまに対応
画像:イオンモール旭川駅前 営業マネージャー兼インバウンド推進リーダー 田村 好勝
イオンモール旭川駅前
営業マネージャー兼インバウンド推進リーダー
田村 好勝

認知症サポーター養成講座を受講してまもなく、「モールの駐車場に停めた車が見つからない」と困っていた高齢のお客さまに対応しました。講座で学んだ話し方やテキストの内容を思い出して目線を下げてお話を伺い、時間をかけて一緒に車を探し当て、笑顔でお帰りいただくことができました。より多くの従業員が講座を受講することで、認知症の方に優しい施設としてモールの価値を高めたいです。高齢者の方が健康的に安心して暮らすために、イオンモールアプリを認知症予防や孤独死などの社会課題の解決に活用するなど、当社ができることはまだ多くあると考えています。

地域ぐるみで認知症の方も暮らしやすいまちへ

当モールでも従業員向けの認知症サポーター養成講座を毎月開催しています。業務が忙しい専門店の皆さまが参加しやすいようにプログラムを60分に凝縮し、巡回中に各店へお声がけなどもして受講者を少しでも増やせるように努めています。中には自身でご家族の認知症介護をしている方もいて、「専門の方に相談できて気持ちが楽になった」という声がありました。今後はお客さま向けのイベントとして脳を活性化させる体操を企画するなど、気軽に楽しく認知症への理解を深めていただける機会を設けたいと考えています。万が一、認知症の方がご家族とはぐれた場合もサポートできる体制を整えるとともに、モールに留まらず地域全体で意識を高めていきたいです。

画像:イオンモール佐野新都市 営業担当 川﨑 正江
イオンモール佐野新都市
営業担当
川﨑 正江
気軽に認知症を理解する機会を提供
画像:イオンモール伊丹昆陽 営業担当 田中 敦子
イオンモール伊丹昆陽
営業担当
田中 敦子

当モールは認知症の方も安心してお買い物ができる施設として、2019年に兵庫県から「阪神北・認知症サポート商店街」に認定いただいており、認知症の方への理解を深める積極的な取り組みを進めています。私自身の介護経験からも認知症の方と接する難しさや知識の必要性を感じており、お客さま向けに開催した「認知症フレンドリー講座」では認知症の方にどのように物が見えているのかをVRで体験できる企画を実施し、若い世代の方にも興味を持って参加いただきました。「阪神北・認知症サポート商店街」として皆さまの期待に応えるとともに、県がめざす「住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の実現」にも貢献していきたいです。

評価されるべき率先した企業活動

イオングループは早くからこのテーマに向き合い、私は約10年前から認知症サポーター養成講座の教材作成や講師を担当してきました。毎回、従業員の皆さんから熱心な質問をたくさんいただいています。認知症は高齢者だけに発症するものではなく、誰もが自分ごととして捉えるべきもの。認知症の方と接するときは、医学的な知識だけでなく、その人物を理解しようとする姿勢が大切です。お客さまのニーズをつかむのが大事なのは病気の有無に関わらず同じことですよね。安心してお買い物に行ける施設は、社会の大切な資源です。地域に根ざすモールだからこそ、行政機関や福祉施設と連携するなどさらに取り組みを強化することで、いっそう人々の笑顔が集う場所になると期待しています。

画像:NPO法人 風の詩 理事長 永島 徹様
NPO法人 風の詩
理事長
永島 徹様