ＣＤＰ「サプライヤー・エンゲージメント評価」最高評価の「リーダー・ボード」に初めて認定されました

　イオンモール株式会社（以下、当社）は、国際的な環境調査と情報開示を行う非営利団体ＣＤＰ※１による
「サプライヤー・エンゲージメント評価」（以下、「当評価」）の分野において、サプライチェーンを通した気候変動対策に取り組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施していることが評価され、
最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に初めて認定されました。
また昨年１２月、気候変動への戦略及び対応が評価され、前回取得した「Ｂ」スコアより１段階高い「Ａ−」の評価を取得しています。
当評価は、「ガバナンス・目標・スコープ３管理・サプライヤーとの協働」の４つの分野で評価され、サプライチェーン全体での気候変動への取り組みに優れた企業が選定されるものです。
２０２０年度においては、評価対象となった世界の企業約５,８００社のうち、約４００社（上位７％、うち日本企業：８０社）が最高評価の「リーダー・ボード」に選出されています。
引き続き、ＥＳＧ視点に基づく経営を推進し、収益と企業価値の拡大を通じて経営基盤を強化し、さらなる発展をめざしてまいります。

　イオンは２０１８年、２０５０年の脱炭素化（ＣＯ２排出）見据えた長期ビジョン「イオン脱炭素ビジョン２０５０」※２を策定。店舗・事業所、商品・物流等のサプライヤーさま、そしてすべてのお客さまとともに２０５０年までに脱炭素社会を目指しています。
当社においても、サプライチェーンを通した気候変動対策に取り組み、温室効果ガス排出量の削減活動に取り組んでいます。

　イオンモール館内の警備や清掃等に関わる従業員やモール運営に携わるサプライヤー、またご出店いただいているすべての専門店に対して、環境教育を実施。気候変動に関する世界の動向や各モールにおける環境対策の好事例を教育資料に盛り込み、ＣＯ２排出削減につながる行動を要請、サプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組んでいます。
その結果、当社廃棄物リサイクル率が２０１８年度８６.９％から２０１９年度８９.４％に上昇し、ＣＯ２排出量は８.２％削減となりました。

　国内外８８モール（国内：７１、海外１７）に太陽光発電設備を導入※３しており、一部のモールでは停電時にも電力を活用できるシステムを採用。イオンモール センソックシティ（カンボジア）では、１ＭＷ級の太陽光発電設備と高効率チラーを屋上に設置し、年間約１,５６０トンの大幅なＣＯ２削減を実現しています。また、藤井寺ショッピングセンター（大阪府）では、発電された電力を需要家が購入するＰＰＡモデルを導入。一般家庭約３０世帯の年間使用量相当の電力を発電し、施設内の電力の一部として活用するなど、脱炭素社会への取り組みを推進しています。