地域の皆さまとともに進める
持続可能な社会に向けた取り組み

2040年度には当社直営モールの運営を
100%地産地消の再生可能エネルギーに

脱炭素社会の実現をめざし、再生可能エネルギーの活用を積極的に進める取り組みの一つとして、2022年9月、当社は自己託送方式による太陽光発電設備「イオンモールまちの発電所」の稼働を開始しました。2023年には、発電所数を拡大。2024年には、イオンモール敷地内でのオンサイト発電も「まちの発電所」と再定義しました。
今後も「まちの発電所」を拡大するとともに、風力発電・水素エネルギー・蓄電池などの活用も進め、2040年度には当社直営モールにおいて100%地産地消の再生可能エネルギー(約14億kWh/年)で運営することをめざしています。
不要な衣料品・雑貨類の
常設回収によって資源循環を促進

廃棄物を削減して資源を循環させるサーキュラーモールをめざす取り組みとして、2023年から一部のモールでは館内に無人の回収ボックスを常設。お客さまからご家庭で不要になった衣料品・雑貨類をいつでも回収できる態勢を整えています。これまでもSDGsの関連イベントなどで衣料品の回収を行っていましたが、新たに常設回収を行うことでお客さまにとっての利便性を高めました。より多くの方に持ち込みのご協力をいただける仕組みとして、今後は全国のイオンモールへ拡大して実施予定です。
将来的には、館内で回収した衣料品をモール・専門店の備品やオリジナルアイテム、館内で使用する什器など、お客さまの目や手にふれるものに再生することで、地域の中で資源が循環していることを実感していただけるような発展をめざしています。
お客さまと育ててきた“森”の
生態系を調べる「いきもの調査」

「イオン ふるさとの森づくり」による植樹活動は1991年にマレーシアで始まり、これまでにイオングループ合計で1,268万本以上を植樹してきました(2024年2月末時点)。当社でも新しいモールがオープンする際に、それぞれの地域に自生する木々や自然環境に最も適した樹木をお客さまと植える「植樹祭」を実施。全国のモールでは地域の“森”として豊かな生態系が形成されています。
2021年からイオンが取り組む「いきもの調査」では、各店舗の従業員が地域の皆さまとともに「イオン ふるさとの森」に生息する鳥、昆虫、植物などを見つけて撮影し、AIで生き物を判定できるアプリ「Biome(バイオーム)」に投稿してデータベース化しています。当社でも生物多様性保全のアクション「まちのいきもの+(プラス)」の一環として2023年は20モールが調査に取り組み、うち10モールは行政や地域の大学と協働で実施しました。