サステナビリティファイナンス

サステナビリティファイナンス

当社は、地域とともに「暮らしの未来」をつくるLife Design Developerを経営理念に掲げ、商業ディベロッパーとしてショッピングモールの開発・管理・運営に加え、一人ひとりのライフステージを見据えたさまざまな機能を拡充することで、ショッピングのみならず、人との出逢いや文化育成なども含めた“暮らしの未来”をデザインしています。
脱炭素社会の実現に向けた取り組みをより強固かつ真の統合型ESG経営の実現に向けた取り組みを加速させるべく、2023年11月にはグリーンファイナンス・フレームワークを策定し、同年12月にはグリーンボンド発行による資金調達を実施いたしました。

グリーンファイナンス・フレームワーク

本フレームワークに基づいて調達された資金は、適格プロジェクト(適格プロジェクト例は以下資料P12~13ご参照)に対する新規投資及び既存のリファイナンスに充当する予定です。
例えば、国内外におけるグリーンビルディングをコアとする対象プロジェクトのほか、地産地消の再エネの創出のための太陽光発電設備の設置ならびに再エネに由来する CO2 フリー電源の購⼊、お客さま参加型の再エネ循環プラットフォームの構築に向けた EV 充放電設備の導⼊、生物多様性に配慮した緑地づくりなどの取り組みを推進する予定であり、これらはグリーンファイナンスの調達意義に合致するとともに、ポジティブ・インパクトを社会にもたらすものと考えております。

グリーンファイナンス・フレームワーク

株式会社格付投資情報センター(R&I)より、セカンドオピニオンを取得しております。

セカンドオピニオン

サステナビリティファイナンス調達実績

銘柄 発行日 発行額 利率 発行年限 償還日
 第37回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
(グリーンボンド)
2023年12月14日 250億円 1.107% 5年 2028年12月14日
第30回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
(サステナビリティ・リンク・ボンド)
2022年4月28日 400億円 0.49% 5年 2027年4月28日
第28回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
(サステナビリティ・リンク・ボンド)
2021年11月26日 200億円 0.160% 5年 2026年11月26日
第26回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
(サステナビリティボンド)
2020年9月24日 100億円 0.470% 7年 2027年9月24日
第25回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
(サステナビリティボンド)
2020年9月24日 200億円 0.220% 5年 2025年9月24日

第37回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)

資金使途

調達資金については、2023年11月に策定したフレームワークに基づき下記の環境配慮型建物の設備資金に充当予定です。

(1)イオンモール土岐

  • 岐阜県南東部に位置し、東海環状自動車道「土岐南多治見IC」から北へ2kmと市内外からのアクセス性に優れ、緑豊かな自然の中に、約140店舗からなるエンターテインメントモールです。
  • 『人と環境に配慮したモールの実現』を目指し、屋上には、商業施設として日本最大級となるメガソーラーパネル(発電容量:2,870kW)を設置し、発電をすることで人と環境にやさしいモールを実現しています。
  • CASBEE評価のSランク認証を取得するとともにABINC認証も取得しています。

(2)イオンモール川口

  • 緑溢れる公園のような心地よい環境のなかで、お客さまの日々の暮らしに寄り添いながら、多様化するニーズを満たす多様なコンテンツと充実したサービスを提供し、快適な時を過ごす場所を創造する『Kawaguchi green park』をコンセプトにグランドオープンしました。
  • サインや照明へのLED採用によるCo2の削減や空調熱源機器をエリア毎に分散配置することで、各エリアの空調負荷に応じた効率的な熱源運転を行い電力エネルギーの削減に向けた取組を通じ、熱源負荷の効率化を実現しています。
  • CASBEE評価のB+を取得するとともに、ABINC認証も取得しています。
社債要項 第37回
発行登録追補書類 第37回
社債格付(信用格付) A-(株式会社格付投資情報センター)
適格性に関する第三者評価 フレームワークについて、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)「グリーンボンド原則2021」等との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しています。

https://www.r-i.co.jp/rating/esg/index.html
投資表明一覧  第37回債につきましては36社さまの投資表明をいただいております。

レポーティング

資金充当状況:2023年12月末(充当完了)

対象事業 充当予定 充当額 充当状況
イオンモール土岐の設備資金 15,000百万円 15,000百万円 全額充当済み
イオンモール川口の設備資金 10,000百万円 10,000百万円 全額充当済み

第28回・30回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティ・リンク・ボンド)

SPTS 2025年度末における国内の全イオンモールで使用する電力のCO2フリー化
社債要項 第28回 第30回
発行登録追補書類 第28回 第30回
社債格付(信用格付) A-(株式会社格付投資情報センター)
判定後の債券特性 2025年度末の判定時にSPTの未達が確認された場合、2026年10月末までに本社債発行額の0.2%相当額の公益財団法人(イオン環境財団等)への寄付を実施する。
適格性に関する第三者評価 本社債について、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則」との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しました。

https://www.r-i.co.jp/rating/esg/index.html
投資表明一覧(第28回)

レポーティング

基準日:2024年2月末
検証報告書

分子:
利用する全ての電力についてCo2フリー化を
実施したモール総数
59モール
分母:
イオンモール屋号を持つ国内の直営モール
およびPM受託モール総数
131モール

使用電力のCo2フリー化を実施した店舗の割合 45.04%

第25回・第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)

資金使途 新型コロナウイルス対策、東日本大震災復興支援、海外モール建設、国内モール建設
社債要項 第25回 第26回
発行登録追補書類
社債格付(信用格付) A-(株式会社格付投資情報センター)
適格性に関する第三者評価 本社債について、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・ボンド原則」との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しました。

https://www.r-i.co.jp/rating/esg/index.html
投資表明一覧

レポーティング

資金充当状況:2023年2月末(充当完了)

対象事業 充当予定 充当額 充当状況
モールの検温機器導入費用(新規・リファイナンス) 100百万円 100百万円 全額充当済
出店テナント企業に対する事業継続支援(リファイナンス) 3,000百万円 3,000百万円 全額充当済
マスク・消毒液・パーティション等の感染防止のための備品の取得費用(リファイナンス) 400百万円 400百万円 全額充当済
イオンモールいわき小名浜の建設(リファイナンス) 6,500百万円 6,500百万円 全額充当済
イオンモール カンボジア3号店の建設(新規)※ 5,000百万円 10,000万円 全額充当済
イオンモール上尾の建設(新規) 5,000百万円 5,000百万円 全額充当済
イオン藤井寺SCの建設(リファイナンス) 5,000百万円 5,000百万円 全額充当済

インパクトレポート

対象事業 社会的便益
モールの検温機器導入費用(新規・リファイナンス)

【新型コロナウイルス感染症の拡大防止への取り組み】

  • 検温機器・感染防止備品の導入
    全国の147モール(2021年8月末時点)

【出店テナントの事業継続・雇用の維持】

  • 出店テナントの営業再開率(2020年5月13日から順次営業再開時)
    90.5%(出店テナント区画数に占める営業区画数の加重平均値)
出店テナントに対する事業継続支援(リファイナンス)
マスク・消毒液・パーティション等の感染防止のための備品の取得費用(リファイナンス)
イオンモールいわき小名浜の建設(リファイナンス)
  • 津波等の災害に備えたピロティ構造施設の竣工
  • 約1,600名の雇用の創出
  • 全店による防災訓練の実施(2回/年)
対象事業 環境改善
イオンモールミエンチェイ(カンボジア3号店)の建設(新規)
  • Green RE「GOLD」
  • 2023年4月開業
イオンモール上尾の建設(新規)
  • 建築物環境配慮制度(埼玉県):CASBEE建築(新築)B+
  • 一次エネルギー使用量削減率:約14%
  • ※使用電力の100%を実質的にCO2フリーとなる電気で賄っています。
イオン藤井寺SCの建設(リファイナンス)
  • 建築物環境配慮制度(大阪府):CASBEE建築(新築)B-
  • 一次エネルギー使用量削減率:約25%
  • ※使用電力の100%を実質的にCO2フリーとなる電気で賄っています。