
特定非営利活動法人
湘南ベルマーレスポーツクラブ 事務局長
畔柳(くろやなぎ) 豪さま
THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKAがある大神地区は、ベルマーレ発祥の地です。前身のフジタ工業サッカー部時代も含めて2006年まで練習場やクラブハウスを構えていましたので、この場所には特別な思い入れがあります。かねてより私たちは地域に必要とされるクラブでありたいという想いで活動を続けてきましたので、イオンモールさんから「地域とともに成長する施設になりたい」というお話を伺って大変共感しました。 単純にグッズショップを出店するなどではなく、地域の健康増進やスポーツ振興にも役立つお手伝いをして、ぜひ力を合わせて地域を盛り上げたいと考えました。お客さまと湘南ベルマーレのタッチポイントが増えてクラブに関心を持つ方が増えるのも大変ありがたいことです。
湘南ベルマーレは育成型のクラブです。下部組織から地元の選手が育ち、「あの子がプロ選手になった」とみなさんに応援していただいて地域の繫がりもいっそう深くなる。それが理想ですが、もちろんプロになれる選手はごくわずかです。「そこに落ちているごみを拾える人間になろう」と昔から言っていますが、別の道に進んでも、サッカーから離れたとしても、ベルマーレで学んだことを地域のために活かせる人間になってもらいたいという想いで日々の指導にあたっています。
単純にイオンモールさんと湘南ベルマーレの力を1+1で2にするだけでなく、イオンモールさんにはさまざまな専門店や他の企業を巻き込んでいただき、私たちは地域を巻き込むことで、さらに大きなパワーになっていくと思います。さまざまなステークホルダーの皆さまとともに大きなうねりを作って、地域に良い循環を生み出したいですね。

株式会社湘南ベルマーレ
第三営業部
天神 祥智さま
湘南ベルマーレはJリーグの中で最も地域貢献活動に熱心に取り組んでいるクラブだと自負しています。その象徴が2001年から継続している小学校体育巡回授業です。ホームタウン20市町の小学校をベルマーレフットボールアカデミーのコーチが順番にまわって体育の授業を担当します。当初は小規模でしたが口コミで評判が広まり、現在は年間約170校で実施しています。この授業はサッカーを教えるものではありません。もともとは体育を指導するのが苦手な先生や運動が嫌いな子どもたちがいるという相談からお手伝いを始めた地域貢献活動で、すべての児童に身体を使うことを夢中になって楽しんでもらうプログラムです。当クラブのこうした伝統は、地域共創を進めるイオンモールさんと通じる要素でもありました。
THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKAで実施するパブリックビューイングについてお問い合わせが私どものところに入ることもあり、オープンから1年ですっかりベルマーレの新拠点としてなじんできたと感じています。クラブ内でも「いっしょにこんなことをやったらどうか」というアイディアが活発に上がってくるようになりました。ちょうどフットサルコートに櫓を立てて夏祭りができないかと話していたところです。これからもさまざまな取り組みを実施して、私たちもイオンモールさんの売上やコミュニティづくりに貢献できたらいいですね。

湘南ベルマーレ大神フットサルコート
マネージャー
スポーツサイエンスダイレクター
清水 智弘さま
当初の計画では1面だったフットサルコートを、私どもの要望で3面並びに拡張していただきました。仕切りのネットを外せばソサイチと呼ばれる大人の7人制サッカーの試合もできます。怪我をしにくい人工芝を採用して安全性も高まり、企業の福利厚生に採用されるなど、コミュニケーションの手段としてフットサルやサッカーを楽しむ方々も増えてきました。子ども向けのサッカースクールのほか、健康志向の大人の方に向けて半分はフットサル、半分はその他のトレーニングをするようなプログラムも実施しています。
コートによってはクラブハウスが併設されていなかったり、あっても仮設コンテナのような施設だったりするのですが、ここには設備の整ったクラブハウスがあります。特に冬の寒い日などはいいですね。クラブハウスの中にはベルマーレの歴史がひと目でわかる写真やユニフォームを展示して、どなたでも見られるようにしています。クラブのマスコット「キングベルⅠ世」のモニュメントも作っていただき、サポーターの皆さまを中心に楽しんでいただいています。駐車場が広く、コートの近くに駐めやすいのも好評です。
イオンモールさんと連携することで私たちが地域の子どもたちやその家族、少年団などとのパブリックなハブになって、日頃は届きにくいようなエリアや他の専門店との新しい繫がりをつくっていきたいと思います。

THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA
営業マネージャー
中田 祐介
湘南ベルマーレさんとの取り組みは、ジ アウトレットが提供する価値のひとつである「地域との出会い」を体現するものです。湘南ベルマーレはこの地域にとって大変大きな存在であり、クラブがホームタウンとしている9市11町は当施設の商圏とも重なっていることから、2023年4月の開業前より協議を進めさせていただきました。当初のご担当者さまからは「ここをベルマーレの聖地にしたい」というお言葉をいただいたと伺っています。
今回は湘南ベルマーレさんと長いお付き合いのある会社をご紹介いただき、人工芝のクオリティやゴムチップにまでこだわったクラブ監修のフットサルコートを作りました。細かくコミュニケーションを重ねるなかで、コートの広さはもとより、当初は建設予定がなかったクラブハウスを設置し、トイレ、ロッカールーム、シャワー、洗濯機を用意するなど、プレーヤーの目線も取り入れて利便性に優れた環境を整えることができました。オープン前に発信したニュースリリースは大変反響が大きく、ベルマーレの新しい拠点として、また新店の象徴として多くのメディアに取り上げていただきました。
スポーツのいちばんの魅力は、お客さまどうしをつなげる力ですよね。コミュニティづくりに取り組む私たちとしては、地域の皆さまと一体感をもって湘南ベルマーレを応援できるのは大変嬉しいことであり、お客さまの熱狂を肌で感じています。いま平塚は「住みたいまち」として高い注目を集めています。末永く湘南ベルマーレさんと取り組みを重ねて、このエリアの魅力をさらに長期的に高めていきたいですね。

THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA
営業担当
五十嵐 類
アウェイゲームを中心に、当施設では頻繁に湘南ベルマーレ戦のパブリックビューイングを開催しています。約300インチの大型LEDビジョンを設置したWEST COURTには、多い日は500人から600人のお客さまが集まって熱狂の場になります。「隣の知らない人とハイタッチして盛り上がった」といった声を聞くと心から嬉しくなりますね。ハーフタイムにはクラブのご協力で抽選会やOB選手によるトークショーなどもお楽しみいただいています。
当施設は大型の集客施設ですから、もちろんサッカーや湘南ベルマーレさんに関心のないお客さまも来店されます。クラブの名前は知っていてもゲームは見たことがない…そんな方でも、数百人のお客さまが集まって盛り上がっているのを見かけたら気になりますよね。思わず足を止めてビジョンに見入る方も多く、サッカーやチームの魅力にふれていただくきっかけを提供する場になっています。当施設がオープンした際に配布した、施設で遊ぶクラブマスコットをイラストにしたレジャーシートも大変好評をいただき、新たに興味を持っていただく方も多かったようです。
SNSでパブリックビューイングを告知していただくなど、湘南ベルマーレさまにはさまざまな取り組みに柔軟に対応いただき、双方の協力でうまく進めることができています。私たちの事業は地域の皆さまがあってこそですから、皆さまへの感謝を込めて湘南ベルマーレさまとともに地域に還元をして、「ここに住んでいてよかったな」と思っていただけるような貢献をしたいと思います。