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自治体

ユニバーサルファッションショー
(P18-19)

ファッションを通した自己表現を
共生社会を実現するきっかけに。

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山梨県 福祉保健部
障害福祉課(地域生活支援担当)主事
横森 穂菜美さま

ユニバーサルファッションショーは山梨県が主体となって5年ほど前から取り組んできた事業です。以前に他の会場で試行的に実施した際に出演者・来場者の皆さまからご好評をいただきましたので、より多くの方に見ていただくために2022年度からイオンモール甲府昭和さんを会場として開催しています。従来はこうしたイベントにご来場いただける方の大半が出演する方の関係者でしたので、年齢も性別も国籍もさまざまなお客さまが集まるモールの開放的な空間で多くの方にショーを見ていただけるのは、広く障がい者理解を促進する観点からも本当にありがたいですね。

開催にあたっては入念に準備をして、できるだけ本格的なファッションショーをしたいと考えました。出演いただいたモデルさんは県内各地から公募して15名を選考しています。中には人前に出るのを恥ずかしがる方もいらっしゃいましたが、専門の指導者をお招きして自分を表現する方法やポージングを教えていただいたり、同じショーに出演する県内の大学生たちと交流したりすることで、本番に向けて意識を高めていただきました。

終了後には、モデルさんの保護者さまから「出演をきっかけに本人が自信を持てるようになった」「積極性が増した」という声を多くいただきました。観覧されたお客さまからも「みんなで楽しもうという雰囲気がダイレクトに伝わって素敵だった」「重い障がいのある方でも周囲の理解と協力でどんなことにでもチャレンジできると感じた」などのご感想が届いています。障がいの有無にかかわらず、違いを個性として認めて相互に理解し合うことができる共生社会の実現をめざして、今後も継続していきたいと思います。

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株式会社アイジーエー
アクシーズファム
イオンモール甲府昭和店 店長
菊地 早苗さま

この企画を知ったときは、内容とともに目的に大変共感しました。弊社も日頃から人と社会とつながることを大切に考えており、衣装の提供に参加させていただくことにしました。

衣装選びについては、着用していただけるモデルさんの情報とともに担当者さまから「こんなイメージにしたい」という熱いご要望をいただき、ご相談しながら進めました。ぜひお似合いになる服を選んで喜んでいただきたいという想いでコーディネートを決めて商品をご用意しました。

ショー当日は、モデルの方がランウェイを歩く姿がいちばん印象に残っています。会場でご覧になっている方々も楽しんでいらっしゃる様子で、大変嬉しく思いました。これからも協力して地域を盛り上げ、活性化するために、イオンモールさんとの取り組みに積極的に参加していけたらと思います。

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イオンモール甲府昭和
営業担当
金子 夏実

山梨県からお話を伺って、本当に素敵な企画だと思うとともに携わる皆さまの熱意を感じました。障がいのある人とない人のお互いの違いを個性という言葉で表現し、その個性を認め合って共生社会の実現につなげるという目的に上司や同僚も大変共感し、全館を挙げてご協力をすることになりました。衣装をご提供いただくアパレルの専門店さんを募るにあたっては、書面でのご案内だけでなく、店長会でご説明をしたり、個別にお店の方と話をして、11の専門店さんからご快諾をいただくことができました。

当日はモデルの皆さまが身振り手振りで声援に応えたり、観覧する方も音楽に乗せて手拍子で盛り上げたりと、とにかく皆さまの笑顔がきらきらして楽しそうだったという印象でしたね。たまたま前年度のショーを見て翌年にぜひ参加したいと応募された方もいらっしゃると伺い、イオンモールで開催する意義もあらためて確認することができました。

山梨県だけ、専門店だけ、イオンモールだけではできなくても、つながりを大切にしてそれぞれの強みを活かして実現できることがあると今回の取り組みであらためて実感しました。日々皆さまとコミュニケーションを取って、地域にたくさんの恩返しをしていきたいと考えています。

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