感染症対策の取り組み

感染症対策の取り組み

SDGs持続可能な
開発目標
すべての人に健康と福祉を
住み続けられるまちづくりを

大規模集客施設を運営するうえで、お客さまの安全・安心より優先すべきものはありません。
当社は新型コロナウイルス感染症のみならず、恒久的な感染症対策に全社を挙げて取り組んでいます。

画像:特集:感染症対策の取り組み
継続的な感染症対策への取り組み

感染症対策における当社の基本的な考え方は、新型コロナウイルス感染症がいず れ収束することを前提とした一時的な対策を取るのではなく、元には戻らないことを 想定して恒久的な感染症対策を講じることにあります。2020年6月に制定した「イ オン新型コロナウイルス防疫プロトコル」に基づき、徹底した感染症対策を継続する とともに、消毒の徹底、キープディスタンス、混雑度の可視化・緩和などの基本的な 対策はもちろん、イベントの運用やバックヤードのオペレーションまで、全館であらゆ る運営を見直し、新しい「当たり前」としての感染症対策を進化させています。

画像:継続的な感染症対策への取り組み
早稲田大学理工学術院との共同研究

2021年4月から1年間、建築環境学を専門とする早稲田大学理工学術院の田辺新一教授・工学博士の研究室と共同でイオンモールの施設内における感染症対策に関する研究をおこないました。当社が取り組む感染症対策に対して、実店舗の運用時のデータを取得・分析することで、感染症対策のリスク低減の可能性や実効性を評価しました。この研究を進める中でも、新たにCO2濃度をモニタリングして換気状況を常時監視し、お客さまへ見える化するシステムなど、新たな取り組みの導入も進めました。

効果を定量化して安心を可視化

館内で取り組む感染症対策の定量的な効果検証を実施した結果、専門的な見地も踏まえ田辺教授からは「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」を制定しいち早く対応をルール化したこととあわせて、館内の換気もしっかりできていると高く評価いただきました。本研究結果を踏まえ、今後もお客さまや当社施設で働く皆さまに自信を持って施設の安全・安心を提供することができます。モールを運営する上で、感染リスクの回避はもちろん、お客さまに快適にお過ごしいただくことも大切です。研究結果を活かして対策を徹底するとともに、レジリエンスや快適性なども含め、より複合的な空間価値を提供していきたいと思います。

画像:開発企画統括部 建設企画部 髙橋 周平
開発企画統括部
建設企画部
髙橋 周平
「WELL Health-Safety Rating」を取得

2021年度にオープンしたイオンモール新利府(宮城県)、イオンモール川口(埼玉県)およびイオンモール白山(石川県)は、建物をウエルネスの観点から評価するグローバル認証「WELL Health-Safety Rating(WELL健康安全性評価)」を取得しました。この認証は、来訪者や従業員などの健康と安全に配慮し、施設を管理・運営していることを第三者検証機関により審査し、特に感染症などへの対策状況を評価するものです。

画像:「WELL Health-Safety Rating」
ワクチン接種会場を開設

地域の皆さまの安全・安心を守るために、各自治体や医療機関と連携し、国内約30モールでイオンホール(多目的ホール)や駐車場などの施設を新型コロナウイルスのワクチン接種会場として活用いただきました。様の取り組みは海外でも実施しています。イオンモール ビンズオンキャナリー(ベトナム)では、地域の疾病予防管理センターや医療機関と協議・連携し、2021年7月に大規模接種会場を開設。市内の工場や商業施設で働く約3,300名を対象に、1日約650回のワクチン接種を実施しました。

画像:ワクチン接種会場を開設
海外モールの取り組み
館内で約57,000名がワクチンを接種(ベトナム)

2021年の夏、国や自治体と連携して当モールの館内で3期に分けて合計約57,000名の地域の皆さまにワクチン接種を実施しました。連日多くのお客さまが集まる中でキープディスタンスに細心の注意を払い、接種後に体調不良が発生した場合に備えて医療機関とも綿密な連携を図りました。初めての試みで苦労しましたが、安全・安心を提供する商業施設としての価値を地域に示す機会になりました。

画像:イオンモール ビンズオンキャナリー ゼネラルマネージャー グエン アイ ズン
イオンモール
ビンズオンキャナリー
ゼネラルマネージャー
グエン アイ ズン
モール主導のライブコマースが成功(カンボジア)

2020年12月、コロナ禍でご来店が難しい中でもお買い物をお楽しみいただくため、カンボジアの商業施設で初めて開始したライブコマースはこれまで約40回実施し、143の専門店が参加して大変好評をいただいています。各専門店が個別に配信するのではなく、モールのスタッフが主導してグルメ、メイクアップ、ファッションなど毎回のテーマに沿った企画を工夫したことで、より多くのお客さまの関心を集めました。

画像:イオンモール カンボジア マーケティング&ビジネスプランニング部 アシスタントマネージャー セン スレイティア
イオンモール カンボジア
マーケティング&
ビジネスプランニング部
アシスタントマネージャー
セン スレイティア
広く地域のために貢献(インドネシア)

インドネシアでは、国が主導するアプリも活用して万全の感染対策を整えています。当モールでは館内でどなたでもワクチンが無料で接種できますし、地域の医療機関に500セットの防護服を寄贈しました。さらに、当モール周辺にお住まいで感染症の被害を受けた約400世帯を直接訪問して1ヵ月相当の食料を提供しました。今後は感染や濃厚接触で隔離が必要な方の滞在場所も館内に確保できたらと考えています。

画像:イオンモール ジャカルタガーデンシティ ゼネラルマネージャー スリ プラヨギオ
イオンモール
ジャカルタガーデンシティ
ゼネラルマネージャー
スリ プラヨギオ