中国、アセアン各国で積極的な出店を継続。アジアでの成長をさらに加速しています。
ベトナムを最重要エリアとして、高い将来成長性が見込まれる地域への集中的な出店によるドミナント化推進で競争力を強化。さらに、各国および各地域が抱える課題を解決する新事業の展開にも取り組んでいます。
中国
2000年代に中国への進出を開始以降、現在ではマーケットの成長が著しい内陸部(湖北省・湖南省エリア)を重点出店エリアとしています。
また、すでに20を越えた既存施設においても、定期的なリニューアルによる売り場の見直しなど、魅力向上・活性化への取り組みを続けています。
ドミナント戦略と国内で培ったノウハウで競争力を強化
2008年にオープンした海外1号店を皮切りに、4エリアへの集中出店を加速。約15年で20以上のモールを出店してきました。中国でも特に成長著しい4つのエリアに注力したことがブランディング強化やシェア拡大につながり、事業の競争力を高めています。
いずれのモールにおいても、日本で培ったモール事業のノウハウが活かされており、大規模な平面駐車場などの快適な施設づくり、効果的なセールやイベントの開催、日本のモール環境と同等のクリンネスの徹底、計画的なリニューアルの実施などにより、着実に集客力を高めています。

イオンモール武漢江夏(湖北省武漢市)

イオンモール広州新塘(広東省広州市)
地方政府とパートナーシップを構築
スピーディな出店を実現した要因の一つに、各エリアの行政機関である地方人民政府とのパートナーシップが挙げられます。武漢市人民政府と当社は2011年に協力協定を締結。武漢市におけるモール開発において全面的に協力関係を結び、これまでに4モールをオープンするとともに武漢市消費市場の繁栄促進と活性化にも協同して取り組んできました。2021年には湖南省長沙市人民政府とも協力連携に関する協定書を締結しています。

長沙市人民政府との協定書締結式
アセアン
2014年のベトナム1号店を⽪切りに、アセアン地域への新規出店にも注⼒しています。今後の⼈⼝増加・経済成⻑が⾒込まれるベトナムを最重点出店エリアに位置づけるとともに、インドネシア・カンボジアでも⾸都近郊で着実にドミナントを形成。
出店にあたっては、各地の⾃治体や地⽅政府と協議し、地域の経済成⻑への寄与が⾒込める⽴地選定や店舗設計を進めています。
ベトナム 地方都市への展開でさらなる事業の基盤確立へ
第3の経済圏となる中部エリアにおいても出店パイプライン確保に向けて各地方政府と協力協定を締結し、2024年9月にはベトナム7号店「イオンモール フエ」がオープンしました。さらなるベトナム事業の基盤確立をめざし、地方都市への展開を推進することで、 著しい経済成長を遂げるベトナムの持続的な発展とまちづくりに貢献します。

イオンモール フエ(フエ省)
インドネシア ノウハウを結集したフラッグシップモールを出店
人口約2億7千万人を擁するインドネシアでは、同国のフラッグシップとなる5号店「イオンモール デルタマス」をオープン。世界最大規模の都市開発事業と言われるデルタマスシティの一角で、周辺地域に居住・勤務される皆さまへ新たな価値やコミュニティ醸成の場をご提供しています。

イオンモール デルタマス(ブカシ県)
カンボジア 国の課題解決に寄与する新事業を展開
国民の平均年齢がきわめて低く、高い経済成長率を維持するカンボジアでは、首都プノンペンに3拠点を展開するイオンモールが若者や家族連れが集まる人気スポットに。さらに、カンボジアの物流課題解決に向けて政府・関係省庁と協力し、同国初の保税・非居住者倉庫「イオンモール カンボジア ロジプラス シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」を開業しました。

イオンモール カンボジア ロジプラス
シハヌークビル FTZロジスティクスセンター