イオンモールの開業によって、周辺の人々の暮らしが便利になり豊かになっていく、それが私たちのめざすあり方です。このように考えるようになったきっかけは、入社直後にリーシングを担当した、イオンモール東員（三重県）を巡回していた時の経験に基づきます。近くを通りかかった女子高校生たちが「私たちの街にイオンモールが出来て、しかもあの人気ショップも入っている！」と楽しそうに話している声を聞いたのです。この言葉によって、私たちリーシング担当が担う仕事の重要性を改めて気づかされました。また、地元である岡山の物件に携わったときは、少し上質なライフスタイルというコンセプトを提案し、新たな地域の魅力を発信できたことが大きな自信となっています。ただ便利なだけではなく、人々の交わりが生まれ、心の豊かさが育まれる。そのような場所をつくっていくことが私の理想です。

リーシング部では物件ごとにリーダーを決めており、役職に関わらずリーダーシップを発揮する機会があります。また、新卒・中途の隔てなく、新卒社員は柔軟性を、中途社員は培った多彩な経験を活かしてそれぞれ活躍しています。私自身中途で入社しましたが、様々な案件でリーダーをさせていただきました。自分のアイデアを言葉にし、チームメンバーのベクトルを合わせて「カタチ」にしていく過程で、チームで取り組む楽しさや最後までやり抜く覚悟が生まれたと感じます。現在、私が取り組んでいる「イオンモール Nagoya Noritake Garden / Bizrium名古屋」でも、企画だけでなく実務のリーシングリーダーまで担当する機会を頂きました。本プロジェクトは「オフィス複合によるシナジー効果の実現」と「郊外型モールとの差別化」を軸とし、当社の強みを活かした複合開発モデル確立をめざす新事業です。近年は、当社が得意とする郊外でも様々な競合店が成長しています。また、ECの急速な発展にともなって、リアル店舗の役割を改めて見つめ直す必要もあるでしょう。若い世代こそが新しいアイデアを発信し、時代に沿った価値提案をしていかなければと思います。