イオンモール CSR/ESGレポート 2020
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ご出店いただいている飲食系専門店の企業さまに当社の考えを説明してプラスチック製ストローの廃止を呼びかけたところ、大多数からご理解をいただき、快くご協力をいただくことができました。あらためて感謝を申し上げます。一部に諸事情で実施まで時間を要する企業さまもありますが、提案の趣旨にはご賛同をいただいています。ストローを紙製に切り替えるだけではなく、お客さまに「ストローは不要」という選択肢を提示することで、使用量を削減していきたいですね。これから新たに出店いただく飲食系の専門店にもプラスチック製ストローを使用しないようご理解・ご協力いただくなど、当社の方針を共有し、環境問題に向き合う専門店と関係を深化させたいと考えています。今後はさらに国際的なスポーツ大会の開催なども追い風となり、世界的な環境への意識の高まりが国内の消費傾向に反映されることを見据えて、モール内のプラスチック製品の利用を減らしてまいります。当社は、完熟フルーツを使用したジュースを提供する「果汁工房 果琳」などを約90のイオンモールさんに出店しています。天候に大きく影響される果実を扱うため以前から環境問題に大きな関心があり、社内でも問題意識を共有しています。イオンモールさんからプラスチック製ストローの廃止について打診があったのは、2019年の秋ごろです。当社も紙製ストローの導入を検討していたタイミングだったこともあり、二つ返事でご協力させていただきました。パイロットモール内の店舗でも、スタッフへのオペレーションは問題なく進み、お客さまにもスムーズに受け入れていただいていると感じています。持続可能な社会の実現のためにも、今後はさらにごみの削減を追求してまいります。SDGs 持続可能な開発目標海外モールで加速するプラスチック製ストローの廃止ベトナムでは、プラスチック廃棄物の年間排出量が世界109カ国中17番⽬に多く、1週間のプラスチック製レジ袋の使⽤量は1世帯あたり平均35枚、国全体で約9億3,800枚にのぼると推定されています。プラスチックの使⽤を減らすため、イオンモール ビンタンでは2019年6⽉5⽇の世界環境の⽇から、毎⽉5⽇・20⽇にプラスチック素材以外のストローを利⽤する「ノンプラスチックストローDay」を開始。フードコート内の6店舗でライス製ストローを配布しています。ベトナム国内の他モールでも順次導⼊を進め、全5モールが取り組みを実施しています。株式会社 ⻘⽊商店常務取締役 フルーツバー営業本部長渡邊 健史様常務取締役 リーシング本部⻑藤⽊ 光広専門店として「脱プラスチック製ストロー」に賛同します新たな試みでいっそう環境に配慮したモールへAEON MALL CSR/ESG Report 202023

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