イオンモール CSR/ESGレポート 2020
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断水でお困りの地域の皆さまのために、モールの受水槽に緊急用取出口を設置して飲料水をご提供。水質チェックを毎日行っていたため、市や保健所への届け出もスムーズでした。当社が経験したことのない規模の災害の復旧拠点として最大限の協力をいただいたことに感謝いたします。数ヶ月前にイオンさんと締結したばかりの協定が活かされるかたちになりました。大規模停電が発生した9日にイオン本社に連絡を取って800台規模の駐車スペースを打診したところ、すぐに現場へ取り次いで迅速なご協力をいただきました。想定外に復旧作業が長引くなかでも「遠慮なく使ってください」とおっしゃっていただき、物資の調達などにもご協力をいただきました。東京電力のほかに全国から電力会社9社がイオンモール木更津さんに駆けつけました。多くの作業員に情報を伝達するには1ヶ所に集まっていると効率がよく、駐車場と会議室を有効に活用させていただきました。公園や校庭を利用する場合と違って、イオンモールさんでは食品や物資も購入できるため作業員の負担も大幅に軽減されたと思います。事務所の方はつねに快く接してくださり、飲食店の皆さまからも温かい心遣いをいただきました。現場を代表してお礼を申し上げます。木更津市との協議で、16日から3日間、市内の避難所4箇所とモールを巡回する特別臨時シャトルバスを運行。お買い物に困っている高齢の方や、広いスペースで体を動かしたいお子さまのニーズにお応えしました。モール敷地内に出店するコスモ石油販売のステーションも11日に営業を再開。給油に困っていたお客さまが多数来店され、当社の従業員も車列の誘導などをお手伝いしました。9月9日、10日は営業を中止して専門店従業員の安否を確認。施設の安全を確認のうえ営業を再開した11日からは、食料や日用品のお買い物はもちろん、地域のさまざまなインフラを支援する復旧拠点としての機能を果たしました。SDGs 持続可能な開発目標電力復旧の活動拠点として地域を支えるインフラ支援の拠点に2019年6月に東京電力ホールディングス株式会社とイオン株式会社が締結した「災害時における相互支援に関する協定」に基づき、東京電力や日本各地の電力会社にモールの駐車スペース(最大時で約1,000台)を提供し、館内の会議室などもご利用いただきました。東京電力ホールディングス株式会社経営企画ユニット総務・法務室 防災担当 部長代理 矢田 照博様東京電力パワーグリッド株式会社木更津支社 木更津地域配電建設グループマネージャー瀧本 明広様停電が長引いた地域でスマートフォンが利用できないお客さまのために、臨時の充電スポット(最大時で46台分)を設置。ほぼ常時稼働し、有効にご活用いただきました。飲料水携帯電話の充電スポット交通手段ガソリンAEON MALL CSR/ESG Report 202019

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