イオンモール CSR/ESGレポート 2020
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新居浜市を含む3市が合同で開催した地域振興イベント内の企画の一つを「東予ものづくりフェス」でも実施しました。イオンモールさんは買い物にいらっしゃるお客さまが多く、普段ものづくりに興味がない方にも参加いただくことができました。これまでイオンモールさん主導のもと開催してきた「東予ものづくりフェス」は、今回から実行委員会を発足したことで、参加団体が意見を出し合いながら主体的に企画・運営に携わり、一緒にイベントを作り上げていく組織体制ができたと感じています。製造業の人材不足のほか、新居浜市が抱えるさまざまな問題も、イオンモールさんと協力して解消していきたいと考えています。イベント開催も3年目となり、イオンモールさんとはより良い関係が築けています。企画の継続により、ものづくり産業の魅力を広く発信したいと考えており、市民全体で取り組みやすい環境づくりとして公共性を高めるため実行委員会を発足しました。「空き缶コプター滞空対決」は、各企業が技術力の高さをアピールして認知度を向上するだけでなく、従業員が目標を共有し、達成するために団結する点もメリットですね。製造業以外からも幅広く参加者を募ることで、多くの方にものづくりの面白さを感じていただけました。今後は、「東予ものづくり祭」を77社ある組合全体に浸透させるほか、広報活動にも力を入れ、製造業の人材不足解消につなげていきたいです。新居浜市 経済部産業振興課 副課長石川 徹様新居浜機械産業協同組合 事務局長藤川 祐司様イオンモール新居浜 営業担当 ⻑島 実穂「究極のローカライズ」企画として、入社1年目の2017年に「東予ものづくりフェス」を提案しました。年々盛り上がりを増し、3回目の今回はさらに皆さまにお楽しみいただける企画へと進化しました。今後の継続に向け、今回発足した実行委員会では、ものづくり企業や行政と運営のノウハウを共有しています。第1回から実施している「ゲンバ男子・女子コーデコレクション」は、従来のやり方を変更してパネル形式でコーディネートを一定期間展示しました。課題だった参加者の負担を軽減するほか、アパレル系の専門店さまからも、「お客さまに長い期間お洋服を見ていただける」と好評でした。行政からはイベント以外のこともご相談いただくなど、継続することで、より地域との結びつきが強化していると感じます。今後も、イオンモールの従業員として、皆さまのニーズに応えられるように成長してまいります。さらに地域を活性化する企画へと進化市の課題を共有できる関係を構築継続的な開催を目指して実行委員会を発足「究極のローカライズ」企画をスタートした2015年から、2019年の企画応募数は約1.5倍へと増加しました。その多くは若手社員や地元に密着したフレックス社員(パートタイマー)がそれぞれの地域を盛り上げようと知恵を絞って練り上げたもので、近年はより地元に根ざし、行政からも期待していただける企画が増えています。最優秀企画の担当者は本社でプレゼンをしてもらうほか、一昨年からは全国から選抜した若手社員の学びの機会として、成功事例の企画担当者から苦労した点などを共有いただく研修を実施するなど、社員の成長につながっています。自分で考えた企画が形になるチャンスですので、今後も社員の自由な発想に期待しています。 (常務取締役 営業本部長 三嶋 章男)地域の活性化とともに社員の成長機会を創出SDGs 持続可能な開発目標AEON MALL CSR/ESG Report 202015

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