イオンモール CSRレポート2019
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―非常時はどんなことを判断の基準にしていますか?岡田:会社としてさまざまな災害を経験して「安全・安心はすべてに優先する」という意識は全従業員が共有しています。商品が必要ならイオンリテール、設備のことならイオンディライトなど、横断的な対策ができるのがグループの強みです。岩出:北海道胆振東部地震で停電した旭川でも、すぐにイオン(GMS)と連携してワゴンで食料品の販売を始めるなど、困っている人を助けるためにスタッフが動き始めました。みんな先輩がそうしてきたのを見ているんですね。平間:目の前だけでなく、エリア全体の状況やお客さまの動向を見ることが大切です。昨年の台風24号上陸時は浜松市内の2モールが結果的に同じような対策を取っていて、これがイオンモールのDNAだと思いました。山口:豪雨や水害の後、営業を再開するタイミングについては慎重な判断が必要です。平成30年7月豪雨の対応については、お客さまや専門店からヒアリングをして検証が必要だと考えています。金森:倉敷でも専門店従業員の親御さんから「なぜ開店したのか」とお叱りをいただきました。地域全体を俯瞰して判断するのは難しいです。私はいろいろな人を巻き込んで信頼関係をつくり、さまざまな意見を吸い上げて決断します。失敗したら素直に反省して改善することですね。失敗の上に成長があると思っています。―日頃はどんなことを意識していますか?平間:新しいモールに着任したら、まずモールの立地状況や過去の事例を調べます。日頃からたくさん考えれば考えるほど良い判断ができると思いますので。岩出:普段からスタッフときちんと接して信頼関係をつくることですね。自分の判断を受け入れてもらうためにも必要なことだと考えています。もっと災害に強いイオンモールへ②私たちはいざというときに、お客さまや専門店従業員の安全を守るためにどう備え、どう動くべきか。前のページで事例を掲載したモールの責任者が集まって意見を交わしました。(ゼネラルマネージャー座談会)(左から) 金森 修[イオンモール倉敷]/山口 央二[イオンモール広島府中]/岡田 拓也[イオンモール常滑]/平間 賢一[イオンモール浜松志都呂]/岩出 智行[イオンモール旭川駅前]AEON MALL CSR/ESG Report 201922モールの安全管理

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