イオンモール CSRレポート2019
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モールの安全管理もっと災害に強いイオンモールへ①私たちは関わりあるすべての人たちに対して、ハード/ソフトの両面から安全を提供し、どんなときも安心の評価をいただけるまちづくりを推進します。日頃のモール運営で何よりも優先するのはお客さまの安全です。各モールは専門店の従業員とともに地震や台風などの災害を想定した訓練を定期的に実施し、地域の防災拠点としての役割を果たせるように努めています。また地域が広く被災した際にも可能な限り施設の機能維持に必要な電力や飲料水を確保し、復興拠点としての役割を担うことをめざします。2018年6月にオープンしたイオンモールいわき小名浜(福島県)は、1階をピロティ構造として主要な設備を想定最大津波以上の高さに設置するほか、昼夜を問わず店内通路や屋上などを開放して避難する方を一時的に受け入れる体制を整えています。地域の防災拠点となるモールをめざして東日本大震災の経験から、津波や水害を想定して受電設備などを高い位置に設置し、受水槽から飲料水を取り出せる非常用バルブを取り付けるなど、災害を想定したモールづくりを進めてきました。地震の2次被害を防ぐために防煙垂壁をガラスから透明不燃シートに変更するなど、耐震性能も強化しています。国内ほぼすべてのモールが地方行政と防災活動への協力などに関する協定書を締結し、万一の際に防災拠点として機能する体制を整えています。イオンモールいわき小名浜[福島県]取締役副社長 開発担当 岩本 馨※取材時(2019年2月18日)の役職は 専務取締役 開発本部長です。AEON MALL CSR/ESG Report 201920

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