NEWS

地域創生型商業施設 THE OUTLETS KITAKYUSHU 「SUSTAINABLE ACTIONの取り組みについて」

 イオンモール株式会社(以下、当社)は、4月28日(木)にオープン予定の“地域創生型商業施設”「THE OUTLETS KITAKYUSHU」(以下、当施設)において、下記の通り“SUSTAINABLE ACTION”に取り組みます。

当施設の考える“SUSTAINABLE ACTION”は、より良い未来のために、「カーボンニュートラル」「フードロス」などの社会課題に、お客さま、地域の方々と共に取り組んでいくとともに、周辺地域・施設と連携し、より良い街づくりに向け継続した取り組みを進めてまいります。

1.カーボンニュートラル
実質CO2フリーエネルギー利用

当社は脱炭素社会の実現に向け継続的に取り組みを推進しており、全国のモールで再生可能エネルギー100%店舗の取り組みを広げています。
当施設では省エネルギーの取り組みに加え、九州電力株式会社の再エネプラン「再エネECOプラス※1」により実質CO2排出量ゼロとなる電気を調達します。
これは、地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、報告する全使用量をCO2排出係数ゼロとして算定をすることができるものです。また、施設の空調で使用する都市ガスは西部ガス株式会社から「カーボンニュートラル都市ガス※2」の供給を受け使用します。

再エネECOプラス:九州電力が火力、再エネ混在の電気にFIT非化石証書(再エネ指定あり)を組み合わせて供給するメニューです。【非FIT非化石証書(再エネ指定あり)を活用する場合あり】
カーボンニュートラル都市ガス:天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼させても地球規模ではCO2が発生しないとみなされるものです。なお、対象となるCO2クレジットは環境保全に寄与するプロジェクトであり、国際的に信頼性の高いクレジット制度VCS(Verified Carbon Standard)及びCCB Standardが第三者検証機関から審査を受けて発行したものとなります。
2.フードロスへの取り組み
バイオ式コンポスターの導入について

当社は、廃棄物や資源問題について、サーキュラーエコノミーの概念を施設運営に取り入れ、削減するという考え方から「ゼロにする」、「資源化する」前提で、地域の循環型経済圏の構築に取り組んでいます。当施設においては、バイオ式コンポスターを導入し、営業活動を通じて排出される「食品廃棄物」から「堆肥」を生成します。食べ残しや専門店の調理時に発生する生ごみを回収するための専用容器をそれぞれ用意し、食品廃棄物を資源として回収します。バイオ式コンポスターは、1日あたり100kgの食品廃棄物を24時間で約80%減量*することができ、処理後の生成物は、熟成後堆肥として当施設内の植栽維持管理や地元農園に提供することで、資源循環型の営業活動を推進します。さらに、フードコートに導入予定の「ドギーバッグ」や、飲食専門店による「小盛メニュー」の提供などと併せ、施設全体でフードロス削減と、資源循環に取り組める環境づくりを推進します。※メーカー試験機・標準生ごみ使用時の値。

【バイオコンポスター】
20220414c.jpg
【処理1時間後】
20220414d.jpg
【処理24時間後】
20220414e.jpg
3.地域とのつながり
1.地産地消で北九州産の電力を利用
当施設の隔地駐車場の電灯で使用する電力を、北九州市が出資する地域電力会社である株式会社北九州パワーから購入します。購入する電力については、当施設で発生した可燃ごみを北九州市内の清掃工場で焼却し、その排熱から発電されたバイオマスに由来する電力を使用することで、エネルギーの地産地消と循環型社会の構築に貢献してまいります。
20220414f.jpg
20220414g.jpg
※㈱北九州パワーHPより引用
2.シェアサイクルの導入について
「北九州市環境首都総合交通戦略」の重要な施策の1つである北九州市シェアサイクル事業「ミクチャリ※1」を、地域の皆さまや、国内外からの観光客の皆さまへ環境負荷を低減した交通手段としてご用意します。世界遺産である「官営八幡製鐵所」をはじめ、文化施設が集積する八幡東区において、当施設を拠点に利用促進することで、回遊性を高め、エリア観光を推進します。
北九州市シェアサイクル事業「ミクチャリ」について
実施主体 :北九州市
運営主体 :OpenStreet株式会社(東京都港区海岸1丁目7番1号)
運営事業者:株式会社ミクニ(北九州市小倉北区紺屋町12-4)
20220414h.jpg
3.北九州市との「災害時等における施設等の使用に関する覚書」の締結について

北九州市とイオンモール株式会社は、THE OUTLETS KITAKYUSHUならびにイオンモール八幡東の2物件において、北九州市域における災害の発生、又は発生するおそれがある場合に北九州市の活動に協力することを目的とし、「災害時等における施設等の使用に関する覚書」を締結しました。

■本覚書の概要

覚書名称
「災害時等における施設等の使用に関する覚書」
目的
北九州市域において、災害が発生、又は発生するおそれがある場合に、北九州市の活動に当社施設は協力するものです。
(1)帰宅困難者等の一時受け入れ
(2)消防・警察・自衛隊等の救助活動拠点の設置場所の提供
(3)ボランティアセンターの設置場所の提供
(4)救援物資の集積場所の提供
(5)市備蓄倉庫の設置場所の提供
(6)その他防災に係る活動の実施
締結日
2022年4月11日
4.総合防災訓練および八幡東消防署による消防演習の実施

当社では、常日頃から大規模地震に対応するため、お客さまを始めとする地域の皆さまの安全確保と地域インフラとしての事業の早急な復旧、復興ができる事業体制の維持を目的に、年2回の総合防災訓練を実施しています。まもなく開業を迎える当施設においても、従業員の訓練や地元消防署、警察署など外部連携訓練、施設の防災設備の確認などを実施し、万全の体制でグランドオープンを迎えるために実施するものです。

【THE OUTLETS KITAKYUSHU総合防災訓練の実施概要】
日  時 : 2022年4月15日(金)10:00~12:00
場  所 : 平面駐車場および一部店内
実施内容 :
(1)八幡東消防署による消防演習(ヘリコプター救助活動)の実施
(2)八幡東消防署による消防演習(放水訓練)の実施
(3)はしご車による救助訓練や屋上への放水実施。
(4)八幡東消防署による消防演習(水消火器訓練)の実施
(5)従業員を対象とした、水消火器訓練の実施
(6)八幡東消防署による消防演習(起震車による体験学習)の実施
(7)従業員を対象とした、起震車による体験学習の実施

20220414i.jpg
20220414j.jpg

総合防災訓練の取材をご希望される場合は、093-663-7256までお問い合わせください。

THE OUTLETS KITAKYUSHU SUSTAINABLE ACTION 一覧
番号 カテゴリー 取り組み項目
1 カーボンニュートラル 実質CO2フリーエネルギー利用
2   太陽光発電設備の設置
3   電気自動車充電器の設置
4 資源循環 古紙を利用したトイレットペーパーの利用
5   リサイクル製品の建設資材使用
6 フードロス削減 バイオ式コンポスターの導入
7   ドギーバックの提供
8 地域とのつながり 北九州産電力の利用
9   北九州市観光案内カウンターの設置
10   北九州空港からのバス路線新設
11   皿倉山山麓駅への無料シャトルバス路線新設
12   福岡県産の木材使用
13   シェアサイクルの導入
14   地域アンテナショップの出店
15   北九州市との「災害時等における施設等の使用に関する覚書」締結
16   八幡東消防署による消防演習の実施
20220414k.jpg
【本件に関するお問い合わせ先】
イオンモール株式会社 社長室 広報グループ TEL:043-212-6733