イオンモール株式会社(以下、当社)は、愛知県名古屋市に新たにオープン予定の「イオンモールNagoya Noritake Garden/BIZrium 名古屋」 (以下、「当モール」)において、商業施設としては東海エリア初※1となる、実質的にCO2排出量ゼロの電気・ガスを使用する施設として運用します。
当モールでは、中部電力ミライズ株式会社の「非FIT非化石証書付電力メニュー※2」により実質的にCO2排出量ゼロとなる電気を調達します。
この取り組みは、地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、報告する全使用量をCO2排出係数ゼロとして排出量(調整後)の算定をすることができるものです。
また、当モール内のイオンスタイル(スーパーマーケット)において使用する都市ガスは、東邦ガス株式会社から「カーボンニュートラル都市ガス※3」の供給を受け使用します。
イオンは、「イオン 脱炭素ビジョン」に基づき、「店舗」「商品・物流」「お客さまとともに」の3つを柱に、店舗で排出するCO2等を総量でゼロにする取り組みを、省エネ・創エネの両面からグループを挙げて進めています。この目標達成をより確実なものとするため、2030年までに日本国内の店舗で使用している電力の50%を再生可能エネルギーに切り替える目標を定めており、店舗で排出するCO2等を、2040年までに総量でゼロにできる見込みです。
当社においても、2025年までに国内の全155モール※4で使用する電力を再生可能エネルギーに転換するという目標を定めており、企業による電気自動車の使用や環境整備促進を目指す国際的なビジネスイニシアティブ「EV100」にも参加しています。
今後もすべての事業活動で持続可能性を追求し、グループが持つあらゆるリソースを活用し、地域全体での脱炭素化の実現に向けた取り組みを加速いたします。
- 東海エリア:愛知県・岐阜県・三重県
- 「非FIT非化石証書付電力メニュー」:中部電力ミライズのグループ会社が所有する非FIT水力電源から、電気と非化石証書を調達することで、CO₂フリー化した電力です。
- 「カーボンニュートラル都市ガス」:天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼させても地球規模ではCO2が発生しないとみなされるものです。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクト等におけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。
- 2021年10月26日現在
