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熊本県内初 JR小川駅とイオンモール宇城間で自動運転実装実験

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熊本県宇城市
イオンモール株式会社
NTT西日本熊本支店

熊本県内初 JR小川駅とイオンモール宇城間で自動運転実装実験

 熊本県宇城市、イオンモール株式会社(以下、イオンモール)、西日本電信電話株式会社熊本支店(以下、NTT西日本熊本支店)の3者は、自動運転社会実装推進事業コンソーシアムを組成し、JR小川駅とイオンモール宇城間で県内初の「宇城市自動運転実装推進事業」を3者協働で行い、地域課題の解決に取り組みます。
 国土交通省「令和6年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」を活用した実装実験で県内初の採択となります。

1.背景・目的
 全国的な人口減少や深刻な運転士不足により、地域公共交通の維持が困難となっている一方で、高齢化と免許返納後の移動手段の確保に対する住民ニーズは依然として大きいものがあります。宇城市においても住民生活において、利便性の高い公共移動手段は必要不可欠ですが、人口減少やそれに伴う深刻な運転士不足により、地域公共交通の維持が困難な状況となっているのが現状です。
 そのような中、同市のJR小川駅からイオンモール宇城周辺は、同市の都市計画マスタープラン・立地適正化計画において地域拠点・地域交流ゾーンに位置付けられています。また、同区間の既存のコミュニティバスについては、年間48,000人に利用されています。駅周辺の立地環境を活かし、域内交流によるにぎわいの創出及び活性化を図るとともに、持続可能な地域社会の実現に向け、自動運転EVバスの導入・運行の実装実験を実施します。

2.実装内容
(1)実施時期 : 2024年12月頃(1週間を予定)
(2)実施場所 : JR小川駅~イオンモール宇城
(3)使用車両 : EVO(エヴォ)
  ・定員12名
   ※実装実験時10名(乗客9名 + オペレータ1名)
  ・最高速度 20km/h未満
   ※1回の充電で9時間(約100km)自動走行可
(4) 事業費 : 35,000千円(採択額)
(5) 運行ルート(予定)

(6)役割分担
  ①宇城市(団体代表)
   ・自動運転事業の運営主体
   ・走行ルート、停車/駐車/充電エリアの提供
   ・利用者向けのプロモーションの実施 等
  ②イオンモール
   ・充電設備設置、駐車スペースの提供候補地としての対応
   ・バス運営に関するアドバイス 等
  ③NTT西日本 ・プロジェクトマネジメント
   ・全体要件・構成検討
   ・フィールド検証企画
   ・調整 等
    ※協力企業 NTTビジネスソリューションズ株式会社,株式会社マクニカ
3.今後の展開について
 実装実験を通じて課題解決を図り、宇城市の地域住民および周辺地域、観光客の皆さまが安心して利用できる安全で快適な自動運転サービスの実現をめざします。

【本件に関するお問い合わせ先】
イオンモール株式会社 社長室 広報グループ
TEL:0432126733


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