イオンモール株式会社
関西エアポート株式会社
合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY
株式会社レボインターナショナル
家大阪府内5施設のイオンモールで
庭用廃食用油の回収BOXを常設開始
イオンモール株式会社、関西エアポート株式会社、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY、株式会社レボインターナショナルは協働で、2025年1月中旬より順次、大阪府内5施設のイオンモールにおいて常設の家庭用廃食用油回収ボックスを設置。回収した家庭用廃食用油は、Sustainable Aviation Fuel(以下、SAF)としてリサイクルを行います。
本取り組みは日揮ホールディングス株式会社が提唱、およそ170の企業、自治体が参加する、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」の一環として、関西の3空港を運営する関西エアポート株式会社の呼びかけにより各社が連携し実現するものです。
SAFは、航空分野の脱炭素化に向けて、CO2削減効果が大きく期待される持続可能燃料であるものの、原料となる廃食用油等の十分な確保が課題の1つとされています。
今回、レボインターナショナルが回収ボックスから家庭用廃食用油を収集し、SAFFAIRE SKY ENERGYが国内初となるSAFの大規模生産を行うプラント(2025年度運転開始予定)へ運搬、国産SAF製造の原料として利用されます。SAF製造プラントが建設される大阪府堺市エリア、関西国際空港に近接する泉南市・泉佐野市内のイオンモールにおいて、お客さまから家庭用廃食用油を回収する拠点を設置、SAFの原料となる廃食用油の回収量を向上させることで課題解決に取り組むとともに、地域のごみを削減、ごみを資源として循環する社会をめざします。
回収拠点となるイオンモールでは、地域の皆さまとともに持続可能な社会の実現に向け「まちの ACTION!」の取り組みを推進。本取り組みは、当社が推進する環境に関する3つのこと「脱炭素社会の実現」「サーキュラーモールの実現」「生物多様性の保全」の一環として取り組むもので、さまざまな資源が集まるモールだからこそ、資源・経済が循環する社会の起点として、お客さま、専門店、地域社会と共に「サーキュラーモール」となることをめざします。
実施開始日:2025年1月中旬
※イオンモール堺鉄砲町は2024年11月22日より設置開始
※設置開始日は確定次第、各モールの公式HPにてご案内します。
実 施 場 所 :大阪府内5施設のイオンモール
イオンモール堺北花田(堺市北区)
イオンモール堺鉄砲町(堺市堺区)
イオン藤井寺ショッピングセンター(藤井寺市)、
イオンモールりんくう泉南(泉南市)
イオンモール日根野(泉佐野市)
回 収 品 目 :家庭用廃食用油(家庭から出る食用油のみ回収可能)
※ラードや牛脂などの動物性油、マヨネーズ・ドレッシング類、鉱物油、
家庭系以外の油については回収対象外
<家庭用廃食用油の回収開始イベント>
・2024年11月22日、本取り組みの開始を記念して、イオンモール堺鉄砲町にて家庭用廃食用油の回収開始イベントを実施。本取り組みを協働して進める上記4社の他、堺市ならびに堺市と廃食用油の資源化促進に係る連携協定を締結する事業者、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会などが参加しました。
ご参考
「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」について
・バイオジェット燃料を含む持続可能な航空燃料。原料として廃食用油、サトウキビなどのバイオマス燃料や都市ごみ等を用いて製造するもので、航空機や給油設備の変更をせずとも利用でき、製造から使用までのライフサイクル全体で約60~80%の削減効果が得られる。
■国土交通省「空のカーボンニュートラル SAFの導入促進 航空機運航分野の脱炭素化」
URL:https://www.mlit.go.jp/koku/jigyousha.html#saf
【国内初のSAF大規模生産事業の概要】
・日揮ホールディングスとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。なお、本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。
※NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html