社長メッセージ

不確実性の時代に「暮らしの未来」を切り開く企業となる 不確実性の時代に「暮らしの未来」を切り開く企業となる

イオンモールのめざすべき姿

変化を後追いするのではなく、変化を予想して先んじて動く組織をめざしています。

新型コロナウイルスの感染拡大が本格化してからおよそ2年が経ちました。いまもなお国内外の政府からは度重なる活動制限の要請が出され、常に世界全体で変化を余儀なくされています。当社は、このような不確実性の時代においては、環境の変化を後追いするのではなく、変化を予想して先んじて動けるアジャイル型の組織づくりが不可欠であると考え、2021年4月に大規模な機構改革を行いました。先入観や既成概念にとらわれていては、間違いなく時代に取り残されてしまいます。企業価値を高めるためには、あらゆることに絶えず疑問を持ち、「なぜ」を原点として論理的に考えて思考のパラダイムシフトを行い、熱い想いを持って行動しなければなりません。変化の大きな時代だからこそ、決して守りに入ることなく、攻めの姿勢を貫く。すなわち、人々を取り巻く環境が加速度的に変化する中でも、常に地域に新たな価値を提供することで、トップランナーとして期待される企業であり続けられると考えています。

<2025年にめざす姿>
1.国内モール単一の利益創出でなく、複数の事業からなるポートフォリオの構築をめざす。
2.連結営業利益900億円超、グローバル商業ディベロッパートップクラスの水準をめざす。
3.国内モールは増床・リニューアルを積極的に行い、各エリアで圧倒的な地域No.1モールへの進化を図る。
4.海外の成長マーケットを獲得し、海外事業は50モール体制、営業利益270億円(利益率25%)をめざす。

ライフスタイルの変化を受けての取り組み

ニューノーマル時代に対応する新たなビジネスの確立を推進していきます。

当社は大規模集客施設を運営する企業として、今後新型コロナウイルス感染症が収束するか否かにかかわらず、恒久的に感染症の拡大防止に取り組んでいく必要があると考えています。企業の社会的責任として、「安全・安心」に徹底的に取り組むこと。これを実現して初めて地域のお客さまからの信頼を得ることができるのです。

その一方で、お客さまのライフスタイルの変化を踏まえ、購買行動だけではない新たな体験価値の提供を通じてお客さまとの接点を増やすことでLTV(ライフタイムバリュー)の向上をめざします。リアルの拠点を持つ強みを活かして、これまでの区画賃貸ビジネスだけでなく、新たなビジネスモデルの構築や事業創造を実現していきます。

地域へのソリューション提供としては、地域インフラとして「公共的な機能を担う施設のほか、教育、医療、社会福祉などの社会サービスを提供するための施設」の導入を推進します。次に、モールの多機能複合化を推進します。これまでのような区画賃貸ビジネスだけではなく、提供するサービスの領域を広げるパートナーとの共創店舗、新たな事業展開などにより、多くの業種・業態・サービス機能を有する施設に変革します。例えば、編集型店舗創りによる新たなライフスタイル提案や、ゾーニング編集によるドラッグストア・スポーツジム・サテライトクリニックで構成する、総合ヘルスケアサービス等を提供します。また、ICTがさらに高度化する環境において、新たな未来型エンターテインメントの実現をめざすとともに、提供する各種サービスの高度化を図ります。そして、この「モールの多機能提供プラットフォーム化」は、日本だけでなく、出店するすべての国において推進してまいります。

最終的には、事業エリアをモール内から外へと拡大し、新たなビジネスパートナーとともにモール生活圏、イオン生活圏の構築、社会課題の解決に取り組んでいきます。 そして、イオンモール施設に付随する機能か否かに関係なく、当社の事業ノウハウを活用することで、政府や地方行政方針を支援し、地域への新たな価値提供を事業化するため、街づくり・地域再生事業、官民連携事業への参画を促進します。

さらなる強化と内外へのブランディングに注力しています。

私たちがめざすべき姿は、イオンモールがソリューションを提供し、地域コミュニティの中核施設として、日々の生活に不可欠なインフラとしての地位を確立することです。中期経営計画でもESG経営の推進を掲げ、戦略的に取り組みを進めています。ステークホルダーの皆さまにESG視点の考え方を浸透させるという観点から、社外へのブランディングはもちろん、従業員のマインドセット改革を通じて社内のブランディングを強化することで、真の統合型ESG経営の実現をめざしていきます。

Life Design Developerの経営理念のもと、持続可能な社会の実現に向けて、企業市民として地域・社会の発展と活性化に貢献する活動を、「ハートフル・サステナブル」。また、Life Design Developerの理念を具現化するため、お客さまに生涯忘れられない思い出となる最良の体験を共有するイベント等を、「ハピネスモール」とブランド化しました。地域の「しあわせ」が生まれる場をめざして、リアルモールならではの新たな価値提供に挑戦し続けます。

Life Design Developerの経営理念のもと、企業市民として、持続的な社会の実現に向けて、地域・社会に貢献・活性化する取り組みを「ハートフル・サステナブル」としました。当社だけでなく、お客さま、地域社会、パートナー企業さま、株主・投資家さまとともに、より良い社会を目指します。

<統合的思考で基本理念を実践し、めざす姿の実現を目指す>
統合的思考でイオンの基本理念を実践する

DX推進への取り組み

ヒトの想いを中心としたDXの実現をめざします。

DXは今や社会における重要な課題の一つです。デジタル化によって利便性が増すからこそ、当社ではDXを推進するに当たって、「ヒトの想い」や「一人ひとりが持つ個性」が重要になると考えています。デジタル技術の導入そのものではなく、「ヒトの想いを中心としたDX」の実現を目的とすることで、Life Design Developerとして地域のお客さまの生活に寄り添い、新たな価値を創造していきます。

株主の皆さまへ

変化する環境の中でご期待に応え、真に信頼される企業であり続けます。

加速度的に変化が進む環境において、お客さま、地域からの期待にしっかりと応えていく。それこそが私たちの存在意義です。商業施設という枠組みを越えて、地域・社会の抱える課題に応える「ソリューション・カンパニー」を体現すべく、今後も取り組んでいきます。地域のプラットフォーマーとして事業を進めていくには、何よりもステークホルダーの皆さまの協力が不可欠です。ステークホルダーの皆さまとともに、環境問題や社会課題を解決していくことで、「暮らしの未来」を創り上げていきたいと考えています。

株主の皆さまにおかれましては、何卒、変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。