CSR・環境活動

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事例報告

使い捨てプラスチック製品の全面的な廃止を見据え、 全モールで脱プラスチック製ストローを推進

近年、海洋生物などの生態系に影響を及ぼすとされるプラスチック製品の利用機会を減らす動きが世界的に加速しています。当社でも持続可能なモールの実現や地球環境保全のために、廃プラスチックの94.9%(2019年度)をリサイクルするなどの活動を積極的に進めてきました。さらに、使い捨てプラスチック製品自体の使用ゼロを将来の目標に掲げ、まずは2020年3月16日に全モールで飲食系専門店におけるプラスチック製ストローの提供を終了しました(一部店舗を除く)。ストローを希望されるお客さまには紙製ストローなどの環境に配慮した代替品をご用意しています。今後も出店企業さまと協議を重ねてプラスチックの使用削減を進めてまいります。

専門店として「脱プラスチック製ストロー」に賛同します

当社は、完熟フルーツを使用したジュースを提供する「果汁工房 果琳」などを約90のイオンモールさんに出店しています。天候に大きく影響される果実を扱うため以前から環境問題に大きな関心があり、社内でも問題意識を共有しています。
イオンモールさんからプラスチック製ストローの廃止について打診があったのは、2019年の秋ごろです。当社も紙製ストローの導入を検討していたタイミングだったこともあり、二つ返事でご協力させていただきました。パイロットモール内の店舗でも、スタッフへのオペレーションは問題なく進み、お客さまにもスムーズに受け入れていただいていると感じています。持続可能な社会の実現のためにも、今後はさらにごみの削減を追求してまいります。

株式会社 ⻘⽊商店
常務取締役
フルーツバー営業本部長
渡邊 健史様
新たな試みでいっそう環境に配慮したモールへ

ご出店いただいている飲食系専門店の企業さまに当社の考えを説明してプラスチック製ストローの廃止を呼びかけたところ、大多数からご理解をいただき、快くご協力をいただくことができました。あらためて感謝を申し上げます。一部に諸事情で実施まで時間を要する企業さまもありますが、提案の趣旨にはご賛同をいただいています。ストローを紙製に切り替えるだけではなく、お客さまに「ストローは不要」という選択肢を提示することで、使用量を削減していきたいですね。
これから新たに出店いただく飲食系の専門店にもプラスチック製ストローを使用しないようご理解・ご協力いただくなど、当社の方針を共有し、環境問題に向き合う専門店と関係を深化させたいと考えています。今後はさらに国際的なスポーツ大会の開催なども追い風となり、世界的な環境への意識の高まりが国内の消費傾向に反映されることを見据えて、モール内のプラスチック製品の利用を減らしてまいります。

常務取締役
リーシング本部⻑
藤⽊ 光広
海外モールで加速するプラスチック製ストローの廃止

ベトナムでは、プラスチック廃棄物の年間排出量が世界109カ国中17番目に多く、1週間のプラスチック製レジ袋の使用量は1世帯あたり平均35枚、国全体で約9億3,800枚にのぼると推定されています。
プラスチックの使用を減らすため、イオンモール ビンタンでは2019年6月5日の世界環境の日から、毎月5日・20日にプラスチック素材以外のストローを利用する「ノンプラスチックストローDay」を開始。フードコート内の6店舗でライス製ストローを配布しています。ベトナム国内の他モールでも順次導入を進め、全5モールが取り組みを実施しています。

脱炭素社会への取り組み ~省エネルギーの取り組みを推進~

当社は、2012年にスタートした「イオンのecoプロジェクト」で2020年までの達成目標として掲げた、「2010年度比でエネルギー使用量50%削減」の達成に努めています。さらに、2018年3月に発表した「イオン脱炭素ビジョン2050」では、イオングループの新たな挑戦として省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの活用などを通じて、2050年に向けて「脱炭素社会」の実現を目指します。これまで取り組んできた環境配慮型のモデル店舗「スマートイオン」はイオングループで13拠点(うち12モールが当社運営)になりました。脱炭素の視点でさらに進化させた「次世代スマートイオン」の開発にも取り組んでおり、イオンモール座間(神奈川県)ではイオングループの標準的な店舗と比較してCO2排出量を大幅に削減しています。

全従業員の約82%がeco検定を取得

環境保護に対する意識の向上および取り組みの推進を目的として、国内の従業員にeco検定の取得を推進しており、対象となる1,619名のうち約82%にあたる1,327名がeco検定を取得しています。

太陽光発電の活用
全88モールで太陽光発電システムを採用

他の商業施設に先駆けて太陽光発電設備を国内71モール、海外17モールに導入しており、一部のモールでは停電時にも電力を活用できるシステムを採用しています。イオンモール セン ソック シティ(カンボジア)では、1MW級の太陽光発電設備と高効率チラーを屋上に設置し、年間約1,564トンの大幅なCO2削減を目指しています。

PPA(電力販売契約)モデルの導入

イオン藤井寺ショッピングセンター(大阪府)

電力事業者が電力需要家の敷地や屋根などに太陽光パネルを設置し、発電された電力を需要家が購入するPPAモデルを導入。イオン藤井寺ショッピングセンター(大阪府)では太陽光発電設備を屋上に設置し、一般家庭約30世帯の年間使用量相当の電力を発電し、施設内の電力の一部として活用しています。2020年6月より、イオンモール松本(長野県)やイオンモール津南(三重県)でも取り組みを開始予定です。

家庭の余剰電力を有効活用

イオングループは中部電力と協力して、再生可能エネルギーの利用拡大を目指しています。ご家庭の太陽光発電による余剰電力を中部電力が募り、ご提供いただいたお客さまには電力量に応じたWAONポイントを進呈。集めた電力は、愛知県内のイオンモール名古屋茶屋、イオンモール長久手、イオンモール岡崎でCO2排出量削減の施策に活用しています。この3モールでは2019年4月より、CO2が発生しない再生可能エネルギーの発電所で発電された電力の受電を開始しました。2019年4月から12月までの9 ヶ月で、約6,700トンのCO2を削減しました。同様の取り組みを他地域の電力会社とも進めてまいります。

電気自動車に蓄えた電力をモールで活用する実証実験

電気自動車(EV)のバッテリーに蓄えた電力を、家や施設に提供(放電)して有効活用するV2H(Vehicle to Home)。関西電力株式会社、株式会社エネゲート、大阪府堺市、イオン株式会社および当社では、このV2Hを応用した実験をイオンモール堺鉄砲町で進めています。この実験では、モール館内で電力需要の高まる時間帯を予測し、EVを所有するモニターのお客さまに来館のご協力を要請。個々のEVから放電していただいた電力を館内で利用し、ご協力いただいたお客さまにはWAONポイントを付与します。この実験は、電力の需給バランスをとるために複数のEVを一括制御してひとつの発電所のように利用する「バーチャルパワープラント」の実用化や、RE100・EV100へ繋がる取り組みとして注目を集めています。

イオンモール堺鉄砲町(大阪府)

イオン ふるさとの森づくり

1991年にマレーシアでスタートした「イオン ふるさとの森づくり」。イオングループは、植樹活動を「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念を具現化する活動と位置付けています。国内・海外ともに新しいモールがオープンする際には、地域の自然環境に最も適した、土地本来の樹木をお客さまとともに植える植樹祭を行っています。2019年度、当社は国内外の新規オープンした4モールで約28,700本の植樹を行いました。2020年2月末現在、グループの累計植樹本数は約1,212万本に達しています。

環境イベントでエコ活動を促進

3R(リデュース・リユース・リサイクル)の促進を目指す環境省の取り組みに賛同し、イオンモール幕張新都心(千葉県)で「Re-StyleFES!」の開催に協力しました。イオンモールが実施する脱プラスチックの取り組みを周知させるため、お子さま向けにワークショップや展示を実施し、楽しみながら学んでいただきました。

廃棄物削減とリサイクル

モールから出る廃棄物の削減では、専門店に協力をいただいて、「何を、どこで、どれだけ廃棄しているか」を明らかにし、課題として意識づけることが重要です。各モールでは、廃棄物を基本18品目に分類したうえで品目ごとに計量するシステムを導入しています。
専門店は各品目を計量した後、計量済みのシールを貼り、品目ごとの保管場所にまとめて廃棄します。分別されたごみのうち、可能なものについては極力リサイクルに回し、各品目ごとにリサイクル率を集計しています。

2019年度の廃棄物排出総量とリサイクル率
国内直営モールのリサイクル率(サーマル・リサイクル含む)89.4%
項目別排出量とリサイクル率
1 生ごみ 16,060t 91.9% 2 段ボール 23,262t 100.0%
3 雑芥 23,110t 74.8% 4 廃プラスチック 3,543t 94.9%
5 廃プラスチック(有価) 106t 100.0% 6 ペットボトル 606t 100.0%
7 ビン 367t 97.5% 8 606t 100.0%
9 発泡スチロール 132t 100.0% 10 廃油 2,167t 100.0%
11 紙類 2,433t 100.0% 12 粗大ゴミ 216t 92.7%
13 その他不燃ゴミ 1,399t 61.6% 14 蛍光灯 17t 91.9%
15 廃電池 16t 87.6% 16 ワリバシ 115t 97.0%
17 廃アルカリ・剥離剤 17t 23.0% 18 汚泥 5,321t 90.4%
カンボジアにおけるごみ分別の取り組み

急激な経済成長に伴って、ごみの増加が社会問題になっているカンボジア。プノンペンの市街地では毎日2,500トン以上のごみが排出され、その8割が適切に処理されず埋め立て処分されるなどさまざまな課題が指摘されています。そのなかでも、当社は率先して環境に配慮したモールづくりを行っており、イオンモール セン ソック シティは、環境保護に取り組む模範的なショッピングモールであると評価され、環境大臣から表彰されました。

徹底した管理でリサイクルの仕組みを構築

廃棄物は各専門店で分別したあとごみ庫で一時保管し、リサイクルが可能なごみはNGO団体に処理を委託しています。種類ごとに正しく分けられているかを清掃員が確認するなど、管理を徹底することでリサイクル率向上に貢献しています。まだまだごみを適切に処分する習慣が暮らしに根づいていないため、専門店従業員には新人研修で教育するほか、毎月指導を行うことで当社の環境への意識を共有しています。
事務所内でも資源の利用削減を推進しており、備品の使い方を見直すことでごみを出さないよう努めています。今後も従業員への教育を継続することでリサイクルの重要性を浸透させ、国内全体の環境意識の向上につなげたいですね。

イオンモール セン ソック シティ
管理マネージャー
イム ビボルカ
専門店も協力しています

ごみ庫は、清潔感が保たれ整理整頓されているためとても使いやすいです。アルミ缶やペットボトルといったリサイクルが可能な廃棄物はきちんと再利用されており、イオンモールさんの環境への取り組みや考え方は素晴らしいと感じています。

クリスピー・クリーム
カスタマーサービス
シァト カカダ様
SDGs(Sustainable Development Goals)[持続可能な開発目標]

当社はISO26000に対応するCSR活動を行うとともに、国際社会全体の開発目標として2015年9月の国連サミットで採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された17項目の「持続可能な開発目標」の実現に寄与する企業活動に全社を挙げて取り組んでいます。これらの開発目標に関わる当社の取り組みについて、それぞれのマークを記載してご紹介します。